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キレイにしたつもりがキズだらけに! クルマ好きなら覚えておきたい正しい洗車方法とは

洗車のイメージ

4月28日は「洗車の日」! 愛車を洗おう

 4月28日(ヨイツヤ)と11月28日(イイツヤ)は、洗車をすることで愛車への愛着を高めることを目的に、一般社団法人自動車用品小売業協会(APARA)が2008年に制定した「洗車の日」だ。

 洗車はボディなどに付いた汚れをぞうきんを使って水洗いするだけだと思ったら大間違い。洗い方を間違えば、クルマにキズを付けてしまう可能性もある。それゆえ、たかが洗車、されど洗車なのである。

 そもそもクルマの汚れには、砂やホコリが含まれている。地域によっては黄砂も。それをいきなりぞうきんなどで擦ったら、キズが付いてしまうのは容易に想像できることだろう。

 極端な話をすれば、洗車はボディに触れている時間を極力短くすることが重要なのだ。ゴシゴシ擦るなんて言語道断。キズを増やすだけなのである。

キズを付けないためには貴金属類は外す

 まず洗車をする前に、洗車中にボディをキズ付けてしまう原因となる、時計や大きな装飾の指輪などの貴金属類は外したほうが賢明。大きな前ボタンのある服もNGだ。

 洗車道具といっても特別なものが必要というわけではない。バケツとスポンジ、カーシャンプーのほか、ウエス類は多めに用意しよう。ただ、ウエスは使い古しのタオルやぞうきんではなく、マイクロファイバークロスや吸水性に優れる専用ウエスを使用すると、ボディをキズ付ける可能性はグッと低くなる。また、ボディやガラスの撥水加工は洗車時に施工するのが効果的だ。

洗う順番は「上から下へ」が基本

 ざっくりと洗車の基本を言えば、まずは水で砂やホコリなどの汚れを浮かすイメージで、ボディ全体を十分に濡らす。ちなみに、汚れを効率よく落とすためにボディの高いところから低いところへと作業を進めていくといい。これは水をかけるところからスポンジで洗って、洗剤を洗い流すまで同じ。

 シャンプーをたっぷりと泡立てたらスポンジに含ませ、ボディとの間に泡のクッションを作るようなイメージで優しく撫でるように動かす。ボディとスポンジの間で泡が皮膜となり、摩擦を低減しつつ汚れを包み込むわけだ。シャンプーによっては、スポンジに直付けするタイプもある。

 天気の良い日やボディが熱い状態だと、ボディが乾いてシャンプーがボディにこびりついてしまうことがある。洗車を実施する日は晴天より薄曇りの日が理想で、時間帯は朝または夕方以降に作業するのがオススメだ。

ホイール用スポンジは必ず用意!

 なお、ホイールやタイヤには、砂など粒子が大きく頑固な汚れが付着しているので、ボディ用途とは別のスポンジを用意する。同じスポンジを使ってキズ付けないために、ホイール専用を別途準備するのがオススメというか必須といえるだろう。

水滴は吸水性の高い専用ウエスで素早く拭き取る

 十分に汚れを落とせたら、シャンプーがボディに残らないようにしっかりと水で洗い流す。残ったシャンプーは乾くとシミなったり汚れを呼び寄せる原因となるので要注意。とくにボンネットやリヤハッチなどボディが合わさる部分は、シャンプーが溜まりやすいので見落とさないようにしっかりと洗い流してほしい。 そして錆の原因となる水分を残さないように、吸水性の高いウエスで隅々まで拭き上げる。吸水性の高い専用ウエスは、写真のようにボディの上を引っ張るだけで水滴を拭き取れる。ゴシゴシ擦るのはボディをキズ付ける原因だ。

 また、水拭きだけではなかなか取れないのがウインドウの汚れは、専用クリーナーで内外面を拭き上げると透明感がグッと増す。

 さらに撥水剤を塗付すれば雨天時にクリアな視界が確保され、安全性もアップするのだ。

 このように洗車のポイントを紹介したが、専用のケミカル剤などを使わなくても、ボディにキズが付かないようにするちょっとした気配りが、作業後の仕上がりに大きく影響するのである。

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