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ハッキリ言うが夏場の車中泊はやめるべき! どうしてもな人が注意すべき3つのポイント

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: 写真AC/Auto Messe Web編集部

ポイント3:暑い車内を快適にするアイテムを用意

 エンジンを始動してエアコンを使わないことが前提の車中泊。オートキャンプ場やRVパーク、車中泊を推奨する道の駅では電源が用意されている場所を選ぶのが賢い方法です。電源が利用できれば扇風機やサーキュレーターが使え、熱帯夜の蒸し暑さを軽減することができます。電源がない場合には充電式の扇風機やサーキュレーター、またはポータブル電源を使って車内の空気循環を整えましょう。

 そのほかには虫の侵入を防ぐためにも防虫ネットを用意し、電池式の電子蚊取り機を使ってください。蚊取り線香は車内に匂いが残るだけでなく、車両火災の原因になるためにおすすめしません。窓の外に「虫コナーズ」などの防虫プレートを吊るしておくのも効果的です。少しでも夏を涼しく過ごすために冷感シートや冷感効果のあるメントール系のスプレー、ボディローションを用意しておくのも賢い方法。寝具には冷感シーツ(Nクールなど)やブランケットを使い、体と床面の間に空気を通す低面コット(脚の長さが低いタイプ/低くできるタイプ)や通気性の良いゴザを使うのもおすすめです。

電源を確保して空気を循環させる

まとめ:暑さ対策とともに防犯対策もしっかりと行う

 夏の車中泊は年間を通して最も厳しく危険な時期であることを頭に入れておきましょう。車内で寝ていながら知らず知らずのうちに熱中症になることもあるので、水分を十分に摂取することを心掛けて下さい。夜間のトイレが面倒だからと水分を控えるのは自殺行為も同様です。

 また、車中泊はRVパークやオートキャンプ場、車中泊を認可している道の駅などで行うこと。一般の有料駐車場や高速道路のサービスエリア、観光地の駐車スペースで車中泊をするのは迷惑行為でありマナー違反。車中泊専用の場所以外では犯罪に巻き込まれる可能性も高く、窓を開放しての宿泊はリスクを伴います。正直な話、窓を開けての宿泊が必要な季節は車中泊には向いていないと考えましょう。人気のない場所で窓を開けて車中泊をするということは、繁華街の裏道で寝転んでいるのと同じようなもの。自ら危険を招いていることに外なりません。

 夏の車中泊は少しでも涼しい場所を選び、防犯と熱中症対策を心掛け、ルールとマナーを守り「安全第一」で楽しんで下さい。

車中泊専用の場所でマナーと治安に気をつける

12
  • 夏の暑さは命に関わることもある
  • 山岳系のキャンプ場なら夜間は涼しい
  • 車中泊専用の場所でマナーと治安に気をつける
  • 日中に車内の温度を上げないようにする
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