若い人には理解されないがこのスタイルは止められない!
内外装を含めてすべてのパーツはそのままでは付かないので、ワゴンRサイズに合わせて切った/貼った/伸ばしたの大改造。そして、大好きだったハコスカレーシングの高橋国光仕様のカラーリングにオールペンでフィニッシュした。苦労を重ねて納得できる仕上がりとなったワゴンRレーシングに、Tさんは愛着もひとしお。これまで3度オールペンをしたというが、スタイルは変えることなく維持し続けているそう。
「すべてはシャレ、完全な遊びです。ステッカーも当時モノのI LOVE SKYLINEのハート形をI LOVE WAGON Rとパロッて作り直したり、玩具という意味でTAMIYAを貼ったりして楽しんでいます。ただ、街道レーサーは目を引くし、年配の方には受けるんだけど、若い人には理解されない。時代ですかね。けど、このスタイルは止められません」と笑う。
ワゴンR以外にもバニング全盛期の昭和のハイエースや、シャコタンの現行ハイエースなども多数所有して楽しむTさん。カスタマイズマーケットではミドルエイジがまだまだ元気。年を重ねても楽しむ環境が整えば、日本の自働車文化はもっと楽しくなるはずだ。