活動停止から8年、ピュアEV「サンダーボール」で復活
その後、ヴィーズマンは2006年にV8の「MF4」、V10の「MF5」を立て続けに登場させるが、ダウンサイジングターボ時代はこの小さなスポーツカーメーカーに不遇の時代となった。2014年に活動停止後、英国の投資家の手に渡り、近年になってピュアEVとしてMF3をリバイバルさせるプロジェクト、「サンダーボール」を発表したのだ。
すでに公式サイトでオーダーを受け付けており、公開されているスペックによれば、アルミニウム・スペースボディで車重は1775kg、パワー&トルクは680ps/1100Nmで、0-100km/h加速は2.9秒とのこと。800Vのハイボルテージ・アーキテクチャに92kWhのバッテリーを組み合わせ、500kmの走行レンジを実現しているという。
見た目にはしかも、MF3そのものだ。MF3がデロリアンほどアイコニックだったかどうか? というのがツッコミどころかもしれないが、ライトウェイトEVの先駆的存在として見逃せない一台であることは確かだ。