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パワーアップでタイム向上はちょっとカッコ悪い! ドラテク磨きに本当に必要なチューニングとは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

  • NDロードスターのサーキット走行

  • エンジンチューニング
  • R34スカイラインGT-Rのサーキット走行
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馬力アップかサスペンション強化か? 正しいタイムアップ術とは

 サーキットを走る以上は誰もが気になるラップタイム。ある程度までは『慣れ』でタイムを伸ばすことができるが、遠からず大きなカベに当たり四苦八苦することになる。セッティングを見直したりほかのドライバーを参考にする正攻法に加え、あまり表現はよくないが「タイムをお金で買う」のもひとつの手だ。

 具体的にはクルマをチューニングすることで、そのメニューは大きくふたつに分けられる。ひとつはエンジンのパワーを上げてストレート区間でタイムを縮める方法、もうひとつはブレーキを含むサスペンションを煮詰め、コーナーを速く走る方法だ。サーキットのラップタイム

ドラテク磨きを追求するならパワーアップは二の次でOK!

 運転のテクニックを磨くという目的があるなら、答えは聞くまでもなくパワーよりサスペンションだ。あらためて理由を考えてみたい。確かにブーストアップやタービン交換でパワーを上げれば、多くの人は自分のベストタイムを更新できるだろう。ただし直線でアクセルを踏むのにテクニックはほぼ関係なく、ドライビングのスキルが磨かれた結果のタイムアップとは言い難い。

 それどころかクルマの速さを自分の速さと勘違いし、運転がラフになってしまう可能性も十分にあり得る。余りあるパワーを有効に使うにもテクニックが必要とはいえ、初級者~中級者なら先にやるべきことは数え切れないほどあり、エンジンのチューニングは後まわしでも一向に構わないだろう。エンジンチューニング

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