三者三様でフェアレディZを愛する
Z女子の愛車&カーライフを拝見!!
2022年5月5日(金・祝)、富士スピードウェイで「ADVANオールフェアレディZミーティングin富士スピードウェイ2022」が開催された。全国各地はもちろん海外からもZファンが多数集まった同イベントで見つけた、Z愛に溢れた女性オーナーとその愛車を紹介しよう。
愛が溢れすぎて整備士資格まで取得したZ32女子
オーナー:いづみサン[Z32型バージョンS]
19歳でZ32を購入し、すでにこの個体が3台目といういづみさん。Z32を維持するために整備士資格まで取得したほどで、その愛は相当なものだ。過去にはツインターボやTバールーフを所有していたそうだが、現在所有しているのはノーマルルーフの2シーター(5速MT仕様のNAエンジン搭載)のバージョンSで、探しに探した個体だったという。
このバージョンSにこだわった理由はできるだけ長く乗り続けたいからで、トラブルの可能性が高い個体を避けたかったからだそう。具体的な内容としては熱量の多いツインターボや雨漏りの心配があるTバールーフ(ノーマルルーフは2シーターにのみ設定)、システム的なトラブルに不安があるATを避けた結果の選択。
それまではホイールベースが120mm長い2by2に乗ってきたこともあり、最初はピーキーな2シーターの挙動に戸惑ったこともあったという。ポリシーはキレイに乗ることに徹していて、カスタマイズしているポイントも、サスペンションをオーリンズに変更してホイールを替えている程度。これからも、できるだけ長くキレイに乗っていきたいそうだ。
仕様違いを2台所有するZ33女子
オーナー:momokaサン[Z33型]
momokaさんはZ33が好きすぎて、2台所有してしまったという行動力ある女性オーナーだ。最初に手に入れたZ33は通常搭載されている3.5LのVQ35から、2.5LのVQ25に載せ換えられている。いわばデチューンとなる訳だが、誰もやらない仕様を目指したのが最大の理由だそうだ。
またパープルが好きという本人の好みから、ホワイトとパープルで内外装をまとめ上げているのが特徴的だ。もう1台のオレンジのZ33は、イメージの違うカスタマイズをしようと思い購入したそうだ。当初はサーキット用にしようかと思っていたそうだが、オールペン後で比較的キレイな個体であったことから、サーキットを走る踏ん切りがまだついていないという。1台の車種が好きでたまらない人のなかには、同じ車種で違う仕様のカスタマイズを楽しみたいという気持ちに、共感するという声もあるのではないだろうか?
子どもが巣立ちいまはZを育てるZ32女子
オーナー:ワタナベサン[Z32型]
若いころはS13シルビアでドリフトをしたり、R32スカイラインGT-Rでサーキット走行を楽しんだりと、ハードなクルマ遊びをしていたワタナベさん。子どもが社会人になったのを機に、ふたたびクルマ遊びをしようと選んだ相棒がこのZ32だ。
このZ32は、NAグレードならば比較的維持費がかからないのではと考えてヤフオクで昨年購入したそうだ。ただ、クラッチやマフラーの交換、ブレーキのオーバーホールが必要になったりと、予想以上に手を焼いていると言う。サイドに猫をモチーフにしたカッティングシートが施されているが、これはイベント直前にキズを付けられてしまったためで、暫定的な処理だそう。最終的にはこのZ32でサーキット走行を楽しめるようにする予定で、まずはさまざまなメンテナンスや準備をしていくと話してくれた。