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ボンネットの穴にも種類があった! 「ダクト」の存在理由2種と形状を解説

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

手軽にダクトを設置できる汎用品もある

 ほかには加工を前提とした汎用ダクトもある。パーツ自体はリーズナブルだし位置も数も自由な反面、空気の流れる経路や雨の浸入を考えて施工しないと、効果がないばかりか雨水によるトラブルが発生したり、ボンネットの剛性が下がる可能性もあるので注意しよう。

純正ボンネットを加工する汎用ダクト

 以前サーキットで軽量のFRPボンネットをさらに加工し、大量のダクトを埋め込んだ車両がストレートを全開で加速中、隙間から入った空気が抵抗を生みボンネットが異様に盛り上がり、オレンジボール(車両に何らかのトラブルがある)を出されるシーンを見たことがある。エンジンルーム内に空気が溜まっている証拠なので、おそらく冷却の効果もあまりなかったのではないだろうか。

 雨や洗車したときの水は純正を加工したケース以外でも懸念されるが、ダクトの裏に装着するカバーが付いた社外品も多い。自宅に停めているときや街乗りのときはカバーで塞ぎ、サーキットを走るときに取り外すのがベターだろう。

 最後に排出用か導入用かのカンタンな見分け方を。開口部が車体のリヤに向かって広がっていれば排出用で、逆にフロントに向かって広がっていれば導入用と考えていい。

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  • ランエボの走り
  • ボンネットダクトのイメージ
  • インプレッサの走り
  • 純正ボンネットを加工する汎用ダクト
  • 熱を逃がすのが目的のニスモのボンネット
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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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