アメリカで走ってそうな軽バンカスタム
アメ車の魅力的なジャンルのひとつが、クールにカスタムしたバン。日本で乗り回すには大柄すぎるところだが、SCN会場には、顔面スワップしてダッジバンそっくりにしてしまったバモスの姿が。ピンストライプを効果的に使ってキャルな雰囲気満点だ。
同様にバモスをベースにした「Chevy Van」ならぬ「Chivy Van」も。顔面だけでなく細部に至るまで手の込んだカスタムが施されている。
スズキ・エブリイをアメリカン・スクールバスにカスタムしてしまったものも迫力満点。ローダウン&ピンストライプでスタイルを決めて、現地のカーショーに並んでいても違和感がなさそう(サイズ以外)。
さらに、顔面はそのままながら、70年代のホンダ・ライフステップバンを綺麗にレストア&リペイントして各種アクセサリーを奢ることで、キャルな香りを濃密に放つようになっていたクルマも印象的だ。
もはや一大ジャンルとなった「シャコアゲエブリイ」
軽カスタムのなかでも盛り上がりはいま最高かもしれないのがスズキ・エブリイ。リフトアップ=シャコアゲのノウハウが急速に普及し、顔面スワップもオーバーフェンダーも大型オフロードタイヤも何でもござれ。そんな状況のもと、いかに人とは違う個性を出すか? 壮大な実験場というべき様相を呈しているのだ。
SCN会場にはシャコアゲ系のエブリイ軍団が10台ほどもズラリと並んでいたが、ひときわ目を引いたのが白い2016年式エブリイワゴン。足まわり、ボディ、内外装と手を入れていないところはほぼなく、さらに大量のパーツとアクセサリーまで、カスタムメニューはゆうに100を超えると思われる。だが、コテコテな「やりすぎ感」を出さず、統一感あるスタイルに仕上がっているのはオーナーのセンスの賜物だろう。
ほかにも画像ギャラリーに多数のカスタム軽の写真をアップしたので、ぜひゆっくりと堪能していただきたい。