16号車はマシンバランスに悩まされてしまう
一方、タイラー・アンクラム選手の「#16 LiUNA! Toyota Tundra」は、ここ4戦で3度のトップ10フィニッシュを達成している。さらにシリーズランキングのポジションを上げるため、今季未投入の車両をここで投入することとなっている。気温の高い正午からスタートした走行では、チームメイトの61号車には若干及ばず、予選では20番手グリッドを獲得するに留まった。
10列目アウト側からレースをスタートした16号車は、スタートからオーバーステアの症状が出ているなかでの走行となってしまう。オープニングラップですぐに4つポジションを上げ、4周目にはトップ15に割って入り、第1ステージで11位を獲得した。ステージブレイクで迅速なマシン調整を行った16号車はこのピット作業で大きくポジションを上げ、第2ステージを6番手からスタートすることに。第2ステージが始まってみると、マシンの症状は大きな改善が見られず、このステージを12位で終えた。
さらにこのステージブレイクでのピットストップも素早い作業で順位を上げ、6番手で迎えた最終ステージでもその状態は大きく変わらず。バックストレートでのスピードはあるものの、バランスが崩れているという連絡が入り、90周目に出されたイエローコーション下でピットインし車両調整を行った。トップ15圏内での走行を続けたものの、最終的に16位でレースを終えることとなった。
ナスカー・トラックシリーズは、5月21日(土)にテキサス州にあるテキサス・モーター・スピードウェイで開催された「SpeedyCash.com 220(147周/220.5マイル)」に続く。