昔は日本のパトカーにもあった「バグガード」、アメリカでは健在
また、フロントフェイス全体を覆わないで、ボンネットの前端だけのタイプのノーズブラも一般的だ。アメリカでは「スポーツ」タイプとも呼ばれる。飛び石などからのガード云々よりもドレスアップ色が強くなる一方、小さな虫がフロントウインドウにぶつかるのを緩和するための「でっぱり」が付いていることが多い。
日本ではかつて、パトカーのボンネットに不細工なアクリル製の「バグガード」が付いていたことがあったが、現在ではすっかり見かけなくなってしまった。だが国土が広大でアウトドアの比率も高いアメリカでは、現在も各種のバグガードが販売されている。これも「アメリカ度」とグッと高めてくれるアイテムだ。
SCN会場で多く見かけたのが、北米で純正アクセサリーとして販売されているバグガードを装着したスバル車やホンダ車だ。懐かしのノーズブラとは違って最新モデルにふさわしいモダンなデザインとなっているのが特徴。こちらならリスクは少ないお手軽アイテムなので、最新の国産車に乗っている人も、北米法人でバグガードが販売されているかチェックしてみるといいだろう。
画像ギャラリーに、今年のSCNで見かけたノーズブラとバグガードを装着した国産車の写真をアップしておいたので、そちらもじっくり観察して参考にしていただければ幸いだ。