1967年式1600スパイダー・デュエット:多田善郎さん
カフェ・ド・ジュリアには2003年から皆勤の参加者がいて、30年以上前から1600スパイダー・デュエットを愛用してきた多田さんもそのひとり。
国内大手自動車メーカーに勤務している多田さんは、モデラーとしても知られている有名人だ。
1974年式2000ベルリーナ:浪華 睦さん
1985年にアルフェッタ・スポーツセダンでアルファ・デビューし、1991年に2000ベルリーナとチェンジ。2002年に増車した1974年式アルフェッタGT1800を2021年に手放し、現在、ベルリーナ一台体制になっているという浪華さん(62歳)。うらやましいことに2000ベルリーナは純正クーラー付きだ。
ジュリアの魅力については「何年乗っても飽きないところです。思い切り走れる週末が待ち遠しいです。2000ベルリーナは不人気車なのでアルファのイベントですら見かける機会が少ないのですが、いかにもセダンらしいスタイルが好きです」と語ってくれた。
1973年式GT1300ジュニア:関 吉弘さん
筆者の愛機である1974年式GT1600ジュニアとまったく同じボディの1973年式GT1300ジュニアに乗っている関さんは、2005年からアルファ・ライフを楽しんでいる。
「ジュリア・シリーズは運転する人物の心を感じてくれるので、自分の手足のように動かせますね。私のGT1300ジュニアは段付きではなく、フラットノーズであるところが好きです」と話してくれた。これまでずっと息子さんと一緒に参加していたが、自動車関係の仕事に就いた息子さんがついに同伴してくれなくなったので、今回が初の単独参加となった(少し寂しそうだった)。
ジュリア・シリーズは、とにかく丈夫で理不尽な壊れ方をしないため、毎日乗ることができる。持続可能な輸入旧車生活を愉しみたいのであれば、ジュリア・シリーズをチョイスするのが得策だ。