中古タイヤの選択は状態をきちんと見極めること
最後は中古タイヤの是非について。安く練習するためにも資源をムダにしないためにも、積極的に使うのは全然アリだし推奨してもいいくらいだ。ただしスリップサインが出るほど摩耗しているのは論外であり、残量が多くても製造から何年も過ぎてしまったタイヤや、屋外で直射日光や雨風に晒されるような保管状態では、本来のグリップを期待できないどころか危険でしかない。
そろそろ結論を。サイズは純正かひとまわり大きい程度で前後は銘柄を含め基本的に同じ、極端なハイグリップは不要で状態によっては中古を嫌う理由もない。サイズアップやハイグリップタイヤの力を借りるのは、タイムアップの壁に当たったりセッティングに行き詰まってからで十分だ。