その3:手に入りやすい価格
ハイエースは新車でも約250万円から、上限でも400万円だ。基本的にアウトドア派はバンを選ぶことになるのだが、例えばジャストロー・3人乗りの2Lガソリンであれば255万8600円。アウトドア仕様に改装するベース車としても買いやすい価格ではないだろうか。
その4:自動車税が安い
ハイエースはバンであれば基本的に4ナンバー(グレード、仕様により1/3ナンバーになる)。つまり、全長4700mm、全幅1700mm、全高2000mm、排気量2L以下であれば小型貨物自動車扱いになり、自動車税が安い(車検は初回2年、以降1年ごと)。
その5:改装用アイテムの豊富さ
長年作り続けられてきたハイエースは、もちろんキャンピングカーのベース車、そして個人の改装にも最適な1台。その市場の大きさから、ハイエース用のベッドキットやカーテン、床張りキットなどのカスタムパーツが豊富に揃っているのも、ハイエースがアウトドア派、車中泊派に親しまれている大きな理由だ。
もちろん、アルファードのような走りの快適感、静かさ、シートのかけ心地の良さ、空調環境は望めないものの、アウトドア派として「プロ」っぽく振る舞える点も、カスタムハイエースならではだろう。ただし、現在、中古車価格が異常に高騰中。納期に時間がかかっても、新車をじっくり選ぶのが良さそうだ。納車までの時間、じっくりアウトドア仕様への改装のアイデアを考えるのもまた楽しいではないか。そして自分好みの仕様にコツコツと仕上げていく過程に没頭できるのも、その自由度が大きいハイエースならではだ。