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欧州ではサーキットでも必要なしとの声も……憧れのドラテク「ヒール&トゥ」が公道ではいらない理由とは

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TEXT: 藤田竜太(FUJITA Ryuta)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ダウンシフト時の半クラはクラッチの消耗は少ない

 ではいつ、どうやってシフトダウンしているかというと、減速時はブレーキングに集中してターンインし、出口に向かって向きが変わったところでシフトダウン。そしてクラッチをつなぐ時間を長くとる。つまり半クラッチで変速ショックを吸収しているというわけだ。半クラッチなんて使ったら、クラッチの耐久性が……と思うかもしれないが、シフトダウンで使う半クラッチは、発進時の半クラッチに比べればはるかに負担が少ないので、ほとんど無視していいレベルらしい。クラッチプレートとディスク

それでもヒール&トゥを練習するなら安全確認が大切

 というわけで、スポーツ走行以外の日常のドライブでいえば、ヒール&トゥの必要性はほとんどない。しかし、ヨーロッパ人はともかく、われわれ日本人はヒール&トゥが大好きなのも事実。その大好きなヒール&トゥをサーキットだけで正しく身につけることは至難の業なので、上達したいのならやはりストリートでも繰り返し練習に励むことも欠かせない。トンネルの中

 必要なテクニックとは言い切れないが、上手になりたい、荷重変動なく制動距離も犠牲にしないヒール&トゥを体現したいというのなら、後続車がいないところでなおかつ同乗者がいないときに、まずは4速→3速のヒール&トゥから練習してみよう(ギヤが低いとトルクの関係で難しくなるし、3速→2速もシフト操作が直線ではないぶん難易度が上がる)。もちろん安全が確保できる交通状況で行うことが絶対条件である。

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  • 藤田竜太(FUJITA Ryuta)
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  • モータリング ライター。現在の愛車:日産スカイラインGT-R(R32)/ユーノス・ロードスター(NA6)。物心が付いたときからクルマ好き。小・中学生時代はラジコンに夢中になり、大学3年生から自動車専門誌の編集部に出入りして、そのまま編集部に就職。20代半ばで、編集部を“卒業”し、モータリング ライターとして独立。90年代は積極的にレースに参戦し、入賞経験多数。特技は、少林寺拳法。
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