懐かしベース車その4:日産シルビア&180SX
RX-7のライバルとしてもよく名が挙げられるシルビア&180SXだが、S13型にモデルチェンジした当初はエンジンが1800ccだった。シルビアはターボとNAで180SXはターボのみ、いずれもFRで瞬く間に走り屋の主力マシンとなる。
デビューは1988年で1991年に大きなマイナーチェンジを受け、両車ともにエンジンが2000ccのSR20へと変更された。パワーはターボが175psから205psへと大きく向上、空前のドリフト人気もあってチューニング業界を牽引し、SR20は現在も新製品の開発が続けられているほどだ。ドリフトのみならずグリップやドラッグにおいても、時代を作り上げた名車のひとつと考えていい。
懐かしベース車その5:日産スカイラインGT-R(BNR32)
当時の若者が実際に購入できたかどうかは別として、強烈すぎたのはBNR32型のスカイラインGT-R。RB26DETTはカタログ上こそ280psだが実際はそれ以上といわれ、コンディションに応じて駆動力を配分する「アテーサE-TS」など、レースでの勝利を至上とする究極のスポーツカーだった。
高性能がゆえに価格は通常グレードですら450万円を超え、新車を購入するだけでもそれなりの経済力と覚悟が必要。若者がチューニングして遊ぶには敷居の高い存在で、憧れのクルマとして記憶している人も多いのではないだろうか。