予選落ちレースも迫力あるバトルが繰り広げられた
本戦と変わらず熱かったのは予選を通らなかったドライバーによる、5周で争われるコンソレーションレースだ。大越海斗(アルト/HA36V)、巳ノ瀬健太(ミラ/L275V)、筧 拓実(アルト/HA23V)ら、2クラスで優勝しても不思議じゃない実力者が多くおり、彼らでもひとつ間違えると予選落ちしてしまうというレベルの高さをあらためて痛感した。
コンソレーションの中盤グループでもライン取りやブレーキングを見る限り、ナゼ予選を通っていないのか不思議に思えるほどテクニックを披露している。おまけに接触する寸前のバトルでもお互いルールとマナーは遵守し、レースカーも車検で不備を指摘されるケースはほとんどない。レース終了後には入賞した車両に対し再車検が行われるが、コチラも当然のように違反はなくリザルトが確定した。
単純なエントリー台数の多さだけじゃなく、モラルの高さも人気が続く理由のひとつだろう。東北660選手権の第2戦は6月26日(日)、福島県エビスサーキット東コースで開催される予定だ。当日は過給器の付いた軽自動車による『東北660ターボGP』の第2戦、そして先代アルトによる『東北660選手権・HA36カップ』の開幕戦も併催。エビスサーキットの入場料だけで観戦できるので、興味のある人はゼヒ現地に足を運んでもらいたい。