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ホイールのツライチは攻めれば攻めるほどカッコいい! ビッタビタを実現するテクニックとは

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web

  • ツライチのイメージ

  • ツライチのイメージ
  • スペーサー装着イメージ
  • 糸を垂らしているイメージ
  • オフセットなどの解説

タイヤ&ホイールがボディギリギリまで出ているとカッコいい!

 足もとのドレスアップに欠かせないワザといえば、ホイールの『ツライチ』セッティングだろう。フェンダーとホイールの面どうしに段差ができないよう調整する手法で、大径ホイールや低扁平タイヤの迫力をより引き立てる効果がある。

 ホイールのメーカーが推奨するサイズでも十分に印象は変わるが、なかには若干ながらフェンダーの内側に入ってしまう製品があるのだ。限界ギリギリのツライチを求める人にとっては致命的で、おもにスペーサーを使って微調整することになるのだが、その加減が難しくひとつ間違えると違法になってしまう。プロショップやドレスアップのエキスパートたちは、果たしてどんな方法でツライチをキメているのだろうか。

手っ取り早いのはスペーサーを装着すること

 大前提はホイールのリム幅やオフセットで、可能な限りツライチの状態に近付けること。なお2ピースや3ピースのホイールはオフセットの設定が細かく、1ピースに比べてツライチを作るのに向いていると考えていい。

スペーサー装着イメージ

 とはいえクルマの個体差や車高の違いなどもあり、ホイールだけで完璧なツライチを目指すのは困難。そこで登場するのが上でも紹介したスペーサーだ。そのまま挟み込んで装着する3mmや5mmといった薄いタイプから、ハブボルトに固定する20mmや30mmなどの分厚い製品までがある。

糸を垂らすことで何mm外に出せるか計測できる

 次に「自分のクルマに何mmのスペーサーが必要か」を知る方法。用意するのは糸と適当な重さのウエイト、あとはメジャーか定規だけでオッケーだ。まずはクルマをできるだけフラットな場所に駐車して、ウエイト付きの糸をフェンダーアーチの頂点から垂らす。続いて糸がまっすぐであることを確認したら、ホイールのリムから糸までの距離をメジャーで計測。その数値が現時点におけるホイールの『引っ込み具合』で、ツライチの状態にするうえでのマージンというワケだ。

糸を垂らしているイメージ

 すでにホイールを交換しており数値が5mmや10mm程度なら、薄めのスペーサーを挟むだけでツライチが完成するし、20mmや30mmでもワイドトレッドスペーサーを使えばいい。なお挟むだけのスペーサーはナットの噛み込みが甘くなるので、ロングタイプのハブボルトを使用したほうが脱落などのトラブルが減る。またスペーサーを重ねるも安全面を考えると推奨できない。

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