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右も左もシャコタンだらけ! 足もとにこだわり抜いたクルマが大集合のイベント「Street Wheelers」に潜入してみた

5月22日に磐梯で開催された「Street Wheelers Spring Session 2022」

福島県・アルツ磐梯スキー場でカスタムカーのミーティング

 東北のカスタムカー・ミーティング「Street Wheelers Spring Session 2022」が5月22日(日)、アルツ磐梯スキー場(福島県)にて開催された。当初はスポーツカー専門の車種別コンテストミーティング「Street Wheelers FAST #1」を開催予定であったが、このイベントのために特別に製作していたトロフィーがコロナ禍の影響で当日までに用意できないこととなり、急遽イベント内容を変更。カスタムカーであればジャンルを問わない、毎年恒例のイベント「Street Wheelers」の春の部としてこの日を迎えた。

 当日はまさかの悪天候で雨が降ったり止んだりの1日であったが、会場には226台ものカスタムカー・フリークが集結した。

輝く大径ホイール×シャコタンの美学を求めし者たちの競演

 イベント名の「Street Wheelers」とは、カッコいいクルマにカッコ良いホイールを履いてストリートを走る姿がコンセプト。その名の通り、輝く大径ホイールを履いたクルマたちが朝早く、雨が降るなかから続々とアルツ磐梯スキー場の駐車場に整列した。「クルマ好きは、天気なんて関係ない!」と熱く語る主催者のマキジュンさんは、この日、このイベントを大いに盛り上げてくれた。

 さらにイベントのイメージガールとして、クルマ関連のメディア・イベント・SNSなどで大人気のAiちゃんと、86乗りのメグちゃんが会場内に華を添えてくれた。

足元が一番輝いていたアワードカー5台

 この日集まった参加車両のなかから、もっともカッコ良いとされるクルマにアワードが贈られた。運営側、イメージガールAiちゃんとメグちゃん、そして出展社(IWGPとエアフォース)が、それぞれもっともカッコ良いと思う5台のカスタムカーを選出した。

 キャンディディープパープルが美しいV37スカイラインでの参加は船山さん。エアサスを組んで低い車高が際立つ。ワークエモーションCR 3Pホイールに神風ブレーキが装着される。文句なしにカッコイイ1台であった。

 こちらはV36スカイラインでの参加の東海林さん(23歳)。リバティウォークのエアロをまとい、ホイールにはSSR ST5をチョイス。ユニバーサルエアー製のエアサスも組んで、ロースタンスとオーバーフェンダーのワイドボディでビシっと目立っていた。

 家族みんなで神奈川県からエントリーした大谷奈津さん(27歳)が持ちこんだのは、レクサスLM350に化けたアルファード。エアサスでベッタリ落としてWORK VSホイールを履き、ブレーキシステムには神風が装着される。「ファミリーカーの限界値」をコンセプトに仕上げたそうだ。

 コスミックブルーパールにオールペンしてボディスタイルを際立たせているCV36スカイラインクーペのオーナーは三浦さん(24歳)。エアサスで着地させ、ホイールはWORK VS TXをチョイスしている。

 弱冠21歳の内澤さんはY51フーガをシンプルなイメージでまとめあげた。もちろんエアサスをセットしたうえでホイールはWORK CCX。メーカー純正オプションのエアロでシックな雰囲気を実現していた。

Aiちゃん&メグちゃんと記念撮影で会場のテンション爆上がり!

 今回の「Street Wheelers Spring Session 2022」に参加したオーナー(とくに男子)にとって嬉しいポイントは、全エントリー車とイメージガールのAiちゃん&メグちゃんで記念撮影が行われたことだろう。

 各種SNSでハッシュタグ「#Aiちゃんしか勝たん」を通じて非常に多くのフォロワーを持っているAiちゃんには、記念撮影だけでなくサインまでもらっているエントラントも。

 86乗りのメグちゃんは、アルミホイールを履き車高を下げスポーツマフラーを装着し、埼玉からドライブして会場入り。サインを求められるのは初とのことで、その場で思いついたサインを書いて皆に手渡していた。

純和風86にS15女子、カスタムコペン軍団とシャコタン目白押し

 もっともエントリー台数が多かったのは86/BRZ。オーバーフェンダー、大径&深リムホイールに低く構えたスタンスの86/BRZを数多く見ることができた。なかでも、ワイドボディキットをまといリヤに4本出しマフラーを装着した白い86は、インテリアに目をやるとなんと和風。着物を思わせるデザインをあしらい、シフトノブは刀の柄というジャパネスクっぷりだ。

 23歳にしてS15シルビア(NA)を乗りこなしている平のさんは、S15に憧れて5年前、18歳のときにに購入。ブラックボディに純正オプションのエアロをまとい、ホイールはEQUIPをチョイス。フロント9J、リヤ10Jを履くためにドライブシャフトを詰めるなど、外観からではわからない細工が施されているのがポイントだ。

 会場の一画で一直線に整列していたのは色あざやかなコペンたち。その可愛らしいルックスにオーナー独自のカスタムが施され、さながらキャンバスのように自由に多彩なスタイルを花開かせていた。

 国産車だけでなく外車のスーパーカー、マセラティにランボルギーニ、フェラーリも負けじとカスタムした迫力あるルックスを披露。そしてアメリカンマッスルカーも存在感を放っていた。

ロースタンスとホイール選びのセンスで勝負

「Street Wheelers」というイベント名だけあり、じつにさまざまなホイールを履くカスタムカーが多数集まるのが最大の見どころ。タイヤ・ホイールにフェンダーがかぶる絶妙なスタンスを目指し切磋琢磨して、美学を追求するという志は、会場に集まったオーナーたち誰もが共通している。さまざまなホイールのバリエーションと、全車とはいかないが会場に集まったカスタムカーの数々を画像ギャラリーにどっさり収録したので、そちらをじっくりご覧いただきたい。

じゃんけん大会で幕を閉じ、次回は秋に開催予定

 このイベント恒例のじゃんけん大会は、目まぐるしく変わる天候を見ながら、雨の止んだタイミングを見計らってイベント開催中に3回に分けて行われた。閉会間際は、雨も完全にやんで、大いに盛り上がった。次回は今年の秋に開催を予定しているとのことで、最新情報は「Street Wheelers」オフィシャルサイト(https://www.street-wheelers.jp)でチェックできる。

 また、今回のイベントの動画配信も行われているので、こちらも要チェックだ。

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