アルミテープより如実に違いが分かるボディコート!
アルミテープについては、効いたと言えば効いたし、効果がわからないと言えばそうとも言えるのが筆者の正直な感想だ。たしかに、とくに電動パワステのクルマでステアリングコラムにアルミテープを貼ると、ステアリングがやや軽くなりその正確性も高まったような気もする。
意外とアルミテープよりも効果を感じやすかったのが、GR PARTSの「エアロスタビライジングコート」。ボディに塗るコーティング剤だ。高速道路走行時の風による走行音が低下する。これは複数のスタッフで黙って乗り比べてみたのが、みんな同意見だった。
またサーキットではボディの前半分だけに塗布したところ、プロドライバーが「ハンドリングバランスが変わった」とコメント。その後、リヤ半分も塗布すると、「前後バランスは塗る前と同じになったが、挙動が全体に落ち着いた」とのことで、一定の効果を確認した。
厳密な検証は難しいが毎日の通勤カーで比較するのは楽しいのでオススメ
そういった静電気チューンはタイム差が出るほどではないかもしれないが、サーキットやワインディングを走るときに試しに前半分だけ塗ってみるのもアリ。ほかにも、アルミテープを貼ったり、剥がしてみるとか、その差をテストしてみるのも興味深いだろう。
意外と、時刻によって気温や湿度が変わって、その差がわからなくなることも多い。テストを重ねていくと、異なる日にテストしても、いかに正確性に欠けるかということもわかる。例えばクルマは同じ状態でも、夏場はとくに昼と夜では気温の低い夜のほうが加速が良かったりする。そういった条件を揃えずに比較してもわからないのである。
ぜひ、いつもの通勤路でいつも同じ時間に走るときに、昨日と同じ外気温か気にしながら、静電気チューンの検証を行って、楽しんでみてもらいたい。