16.ドアガラスモール
モールがシワシワになりクッション部がカチカチになると、ガラスに筋状の傷がついてしまう。キズが付いたら諦めるしかないので、そうなる前にモール類の交換がお薦め。しかし全部やると高額なのが問題だ。
17.ドアヒンジ&ストライカー
ヒンジ部が劣化するとドアを開ける度にガクンと落ちるような感覚。また、ストライカーは本来ゴムで巻かれているはずが、擦れてなくなっていることも。ストライカーは安価なパーツなので気付いたら交換。ヒンジは交換&サビ対策必須だ。
18.ガラスモール&ウェザーストリップ
ガラスの角張った部分が上下するときにウェザーストリップを攻撃し穴が開く。酷いと室内に水が入る。リヤガラスモールはめくれて隙間に雨水が入りサビ発生の原因になる。こちらも酷い状況になる前にリフレッシュしたい。
19.パワーウインドウ&アンプ
こちらも定番。アンプがダメになり、突然パワーウインドウが動かなくなる。スイッチはそれ自体で動かなくなる現象も。アンプはNISMOヘリテージでラインアップしているので交換で対応可能である。
20.油圧計
油圧メーターが0から動かない。もしくは突然0になる場合はセンサーの不良が原因である。逆に針が振り切ってしまうような場合はメーター本体のトラブル。基板のハンダが剥がれているなどの原因が考えられる。新品はないので修理を依頼するしかない状況だ。
21.タコメーター
走行中に突然タコメーターの針が踊り出したり、振り切ったりするトラブルも多発。こちらもやはり本体の基盤不良の可能性が高い。しっかり状況を確認して、修理しておきたい。純正パーツが出ている場合は新品に交換するのもいいだろう。
22.スピードメーター
針が振れたり、不動になったりという症状。メーターケーブルの劣化が多い。折れた場合は要交換。動かなくなるとコンピュータにスピードメーターの入力がなくなるためフェールセーフが働き、ハイキャスランプが点灯。ステアリングが重くなってしまうこともある。
23.ワイパー
フロントはワイパーの軸が劣化してガタが発生。冬場は雪などの重さによってトラブルになることも。酷い状況になるとボンネットと干渉してしまう。リヤはワイパーナットがサビで外せなくなるトラブルが多く水漏れの原因にもなる。
24.テールランプ
テールランプの最多トラブルは雨漏り。シールしているブチルテープが劣化して、トランク内部に水が入ってくる。トランクルーム後方が濡れていたら疑いたい場所。前方の場合はリヤワイパーのサビなどを点検してみよう。
25.アテーサE-TS
圧力スイッチからのオイル漏れ、アキュムレータの劣化、ポンプの異音、パイプのオイル漏れなどトラブルの原因は多数ある。オイルは定期的に規定量が入っているか点検したい。NISMOヘリテージでも修理を行っている。
26.ボンネットヒンジ
ヒンジがサビて、ボンネットが閉まらなくなる。軸が固着しないように定期的に油を刺すなどメンテしたい。膜を張るフッ素系がオススメだ。目黒メンテナンスサービスも専用メニューを作るほど多いトラブルである。
27.フロント足まわり
純正だと3~4万kmでアッパーアームのガタが発生し始める。ほかにタイロッドエンドや各部ボールジョイントのガタなども注意。ゴムの部分やそれぞれのつなぎ目部分は、すべてにガタや劣化の可能性があると覚悟しておきたい。
28.リヤ足まわり
ハイキャスのタイロッドエンドやエンドジョイントのガタが多い。リヤメンバーブッシュのシリコンオイル漏れも注意。加速時に「ゴン」という音がする場合、デフマウントのブッシュ劣化を疑ってみよう。
29.前後デフ
各部のオイル漏れや異音などデフ周辺のトラブルも多い。デフはシール部が多く、つまりオイル漏れの原因となる場所が多いということ。また、とくにリヤデフからの異音もよくあるそうなので注意だ。
30.ミッション
フロントシールのオイル漏れ、リバーススイッチ不良など、ミッションの不具合も多岐に渡る。シフトチェンジ時のガリッという音はミッション本体、発進時にギヤの入りが悪いのはクラッチだ。