ホンダ・フリード+
とはいえ、海辺に住んでいる人は別にして、一般的には自宅からサーフポイントまで、高速道路を利用してけっこうな距離を走るのが普通だろう。であれば、軽商用車だと快適性に不満が出るかもしれない。そこで、軽自動車ではないコンパクトなサーブボードの積載性に優れたクルマとして、プロサーファーの愛用者も少なくないホンダ・フリード+を挙げたい。
5ナンバーサイズのコンパクトミニバンのフリードから3列目席を取り払ったモデルであり、もちろん、車中泊性能にも優れた5ナンバーサイズの大容量ワゴンというキャラクター。天井部分にラックをDIYするなどして装備すれば天井部分にショートボードを吊るすこともでき(2枚だと後方視界が極端に悪化するのでNG)、また、後席や助手席を倒すことでショートボードはもちろん、約2.3m程度のファンボードを車内積みすることも可能となる。
そして何と言っても、ハイブリッドも用意する走行性能、乗り心地はロングドライブにも対応。先進運転支援機能のホンダセンシングも標準装備されるため、安全・安心・快適にサーフドライブが楽しめるというわけだ。ホンダアクセスによる純正アクセサリー(室内空間のカスタマイズ用を含む)の豊富さにも注目である(N-VANも)。
いずれにしても、自身のボードのサイズを頭に入れ、ショールームなどで実際にメジャーを使い(3m以上の物)、ボードをどう積めるかの確認は不可欠。天井に吊るすのか、後席、助手席を畳んで積むのか、乗車人数を含めて、しっかりと確認したい。