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快適で何が悪い! 電気キャンプ&車中泊はドハマリするほど魅力的だった

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TEXT: 並木政孝(NAMIKI Masataka)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ポータブル電源があればもはやセルフグランピングも可能になる

 キャンプの選択肢としてグランピングを目指す人であれば、ポータブル電源は大きな味方になってくれるはず。ホットプレートやトースター、ジューザーミキサー、電気ケトル、冷蔵庫の電源としても使え、プロジェクターを持ち込めばタープをスクリーンにして映画も楽しめます。寒い日には電気毛布や電気コタツも使うことも不可能ではありません。さらにテントをIoT化すれば「アレクサ、電気を付けて」や「アレクサ、モーツアルトのピアノソナタをかけて」なんてことも可能になるのです。まぁ、これを良しとするかは自分次第ではありますが、ポータブル電源はキャンプのスタイルを大きく広げてくれることは間違いなさそうです。車中泊で映像鑑賞

 ポータブル電源の人気が高まっていることもあり、世の中には数多くのブランドが雨後の筍のように生まれ、そのなかには怪しい製品も存在します。ポータブル電源は決して安い買い物ではないので、信頼性が高くしっかりと保証が付けられたものを選ぶことが大切です。

 ポータブル電源を選ぶときには自分が使用する電化製品の出力数を把握し、十分な容量を持つ機種を選んで下さい。車中泊の場合、扇風機や電気毛布を車内で使うのであれば500Wh以上のものを選ぶことをおすすめします。容量を示す「Wh」は、電力(W)を時間(h)で計算したもので、500Whの容量があれば100wの電化製品を5時間(h)使えますよということ。電気毛布は弱モードで約3Wh、強モードで約30Whですから、500Whの容量があれば弱モードで166時間、強モードで16時間使える計算になります。ポータブル電源で車中泊

 キャンプブームによって独自の進化を遂げている日本のキャンプ事情。ポータブル電源の登場により、その進化は急速な歩みを見せています。この進化を受け入れるのか、それとも拒否するのかはアナタ次第。まぁ、どんな形であれキャンプはマナーとルールを守り、自分自身が楽しむことが重要なのです。

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