よりパワーを求めた大きなタービンの装着は注意点もある
そんな場合は大きなタービンを使うのも手だが、純正のピストンでは耐久性が不足したり、冷却系に加えて燃料系の強化が必須だったり、ECUの書き換えと出費も大きく増大する。さらにタイヤやブレーキのキャパシティが不足する可能性はあり、燃費の悪化などパワーとトレードオフされる要素は少なくないのだ。
ちなみに自然吸気のエンジンをターボ化しても、エンジンの型式は変わらないので公認車検は不要。過給器を装着したことで排ガスが濃くなり、保安基準を超えてしまえば話は別だが、車検対応のキットなら確実に対策しているはず。どこまでのパワーを求めるかで手間や費用は大きく変わるが、ターボ化が大いに魅力あるチューニングであることは確かだ。予算や走るステージをよく考え、自分に合う仕様を作り上げよう。