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「車高調orローダウンスプリング」! 初心者にオススメしたい2つの車高下げスタイルを解説

足回りのイメージカット

走りの車高調かローコストなローダウンスプリングか

 ドレスアップの定番メニューであるローダウン。低く構えたスタイリングは車種に関係なく精悍に見えるし、インチアップやエアロとの組み合わせでカッコよさが倍増する。車高を落とす代表的な方法は車高調、そしてローダウンスプリングのふたつ。それぞれのメリットおよびデメリット、どんな人に向いているかを考えてみたい。

シーンに合わせて仕様変更可能な「車高調」

 まずは車高調。最大のメリットは読んで字のごとく「車高を自由に調整できる」ことで、商品や足まわりの形状によっては減衰力やキャンバー角の調整も可能だ。雪の多い地域で冬は車高を上げる必要があったり、普段はほどよい車高でイベント時にベタベタに、なんてユーザーは迷わず車高調を選ぶほうがいい。

 またエアロパーツのサイズに合わせて車高を微調整したり、ホイールをツライチにするときも役立つことは確か。スプリングを単体で交換できるのも大きなメリットで、車高だけじゃなく乗り心地の味付けができる点も見逃せない。以上のように機能面でのデメリットは皆無といっていいが、当然ながら価格はローダウンスプリングより高くなってしまう。

 といっても昔に比べればだいぶリーズナブルになっており、実売価格でひとケタ万円なんて車高調も割と見かける。それならローダウンスプリングと大差ないとはいわずとも、少し頑張れば手が届くし、コストパフォーマンスは上々なはずだ。

導入コストが安いのも魅力な「ローダウンスプリング」

 続いてはローダウンスプリング。ダンパーはそのままでスプリングのみを交換、車高の調整はできないがローコストが魅力だ。モノによっては1万円台で売っている場合があり、工賃を含めても車高調の半額くらいで済む。

 ダンパーが純正だとバランスが崩れるのではと心配する人もいるだろうが、以前と違い最近は純正ダンパーとの相性を考えたローダウンスプリングが多く、極端に乗り心地が悪化するようなケースは少ないと思われる。

 なおダウン量は製品により異なるので、日常の足に使っているなら20~30mm、イベントがメインなら40~50mmと目的や使用環境に合わせて選ぼう。車高調ほど高機能である必要がなく出費を抑えるなら、ローダウンスプリングという選択肢も十分にアリだろう。安価であっても車高が下がることは変わらないし、車高調との差額で別の部分をカスタムしてもいい。

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