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初心者がうかつに手を出すと大惨事! 旧車のDIYメンテナンスでやって良いこと・ダメなこと

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TEXT: 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)  PHOTO: 高桑秀典/Auto Messe Web編集部 竹内耕太

キャブやデスビの調整はちょっと上級編

 ちなみに、当時のオーナーズマニュアルに記されていたような整備はメーカーが想定していた、と考えると、油脂類およびプラグなどの交換、液類の補充以外に、知識さえあれば、ディストリビューターのポイント調整、キャブレターのアイドリング調整ぐらいのことはやっても大丈夫。だが、ディストリビューターとキャブレターはイジる前に整備に、関するしっかりとした知識を持っている人に相談することをオススメする。

1960年代のVWオーナーズマニュアル

プロの主治医に相談できる関係を築くのが大事

 その一方で自宅にプライベートファクトリーがある自動車趣味の大ベテランは、エンジンやトランスミッションをバラバラにしてオーバーホールする、足まわりのブッシュを圧入する、ボディを溶接する、といったことまで普段から平然とやっているので、筆者がとやかく言うレベルではないのであった。

大ベテランオーナーになると工作機械まで自前で持っていたりする

 クラシックカーに乗っていると日々さまざまなことがあるので、常日頃のDIYメンテで培ったノウハウが出先でトラブルが発生した際の応急処置に役立つことがある。役立つことがあるものの、とにかく安全第一なので、少しだけ工具を持っているメンテナンス初心者は、走る、曲がる、止まるにかかわる重要な部分の整備はプロにオーダーしたほうがいいだろう。クラシックカーをイジる前に、知識を持っている人に相談できる環境を整えることも大事なので、その道のプロと日頃から仲よくしておくことも推奨しておく。

知識を持っている人に相談できる環境も大事

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  • DIYのベテランになると本当に何でもやってしまう
  • なるべく自分で触ったほうが愛着もわくし細かい変化にも気づける
  • タイヤ交換といえどもしっかり作業しないと危険なのは言うまでもない
  • 1960年代のVWオーナーズマニュアル
  • 大ベテランオーナーになると工作機械まで自前で持っていたりする
  • 知識を持っている人に相談できる環境も大事
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  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 高桑秀典(TAKAKUWA Hidenori)
  • 本業はフリーランスのライター兼エディター。1998年に買ったアルファ ロメオGT1600ジュニア(通称:水色号)を現在も愛用しており、すでに総走行距離が30万8000kmオーバーとなっている(2022年4月中旬現在)。クラシックカーラリーに水色号で参戦取材することがライフワーク(?)となっており、群馬をホームタウンとして開催されている「スプレンドーレ」では、柴犬を“ワン・コドライバー”、秋田犬を総監督として挑んでいる。全国各地に水色号でお邪魔しているので、これからも走行距離が順調に伸びる予定。
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