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序盤5時間をトヨタが1-2体制でリード! 丸3年ぶりに観客を入れてフル開催の2022年【ル・マン24時間レース2022】

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TEXT: 南陽一浩(NANYO Kazuhiro)  PHOTO: 田中秀宣(Hidenobu Tanaka)/TOYOTA GAZOO Racing/ALPINE

トヨタGR010ハイブリッド2台が後続とのギャップを稼ぐ

 2時間経過、33ラップしたところで地元コンストラクターであるアルピーヌ/シグナテックは、マチュー・ヴァクシヴィリエールに交代する。各車とも続々、最初のドライバー交代を行い、LMP2クラスでは#1のリシャール・ミル・レーシングで、WRCつまりラリーの世界チャンピオンであるセバスチャン・オジェがコースイン。ほぼ同時に地元のセバスチャン・ブルデもベクター・スポーツの#10号車のコクピットに収まり、スタンドの視線が動く。

アルピーヌの走り(ph:ALPINE)

 トップを行くトヨタGR010ハイブリッドは、徐々に後続とのギャップを稼ぎ、36ラップ目を前にマイク・コンウェイが2時間・3スティントを終えてピットイン。#7に燃料補給とタイヤ交換が行われ、無事にホセ・マリア・ロペスの手に委ねられた。次いで1ラップ多く周回した後の36ラップ目のタイミングで#8がピットインし、セバスチャン・ブエミからブランドン・ハートレイにドライバー交代。同時にグリッケンハウス#708もピットインして燃料補給とタイヤ交換にドライバー交代、ロマン・デュマがステアリングを握った。

トヨタGR010ハイブリッド

日本人ドライバー2名がレースをリードして5時間目に突入

 3時間を過ぎ、49ラップを経過してもTOYOTA GAZOO Racingのワン・ツー体制は変わらず、しかしトップカテゴリーのハイパーカー5台はすべて同一周回で、3~5位の後続は2位の#8号車から1分35秒差から2分50秒差の中に収まっている。加えて3位走行中のグリッケンハウス、ロマン・デュマが44ラップ目にファステストラップを更新するが、56ラップ目にブランドン・ハートレイが決勝で初となる3分27秒台を記録し、ファステストを奪い返す。

グリッケンハウス007 LMH

 次第に各カテゴリーともオーダーが安定してきた中で、4時間を過ぎると各チームとも3番手ドライバーに交代。ところが#36のアルピーヌはコース終盤のS字セクションでオーバーシュートしてしまう。トップをひた走るトヨタの2台はこの時間、#8が平川亮に、#7が小林可夢偉に委ねられ、日本人ドライバー2人がレースをリードする展開のまま、5時間目に推移している。

トヨタ8号車の走り(ph:TOYOTA GAZOO Racing)

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  • ル・マン24時間の速報レポート
  • 3年ぶりに観客を入れての開催
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