スバル恒例の「SIX STAR MEETING」で
こだわり派オーナーを突撃取材!!
A PITオートバックス東雲といえば、全国のオートバックスのなかでもスバル車用のパーツを数多く取り扱い、カスタマイズも得意とする店舗のひとつ。つねに人気アイテムが並び、普段からたくさんのスバリストが足を運ぶショップだが、1年に3回ほどスバルに特化したイベント「シックススターミーティング」が開催されている。
このイベントはスバルオーナーのために、約20社のほどのスバル車を得意とするショップやパーツメーカーが集い、新製品やこだわりのパーツを展示&販売するイベントだ。もちろんイベント限定のスペシャルプライスでの販売や、新商品をいち早く手に入れることができたり、発売前の商品情報をチェックできるなどパーツ購入以外にも楽しめるイベントとして好評だ。
また、このイベントを目的に集まるオーナーが多いため、当日は約270台の駐車スペースがスバル車でほぼ満車状態になるほどであった。駐車場に止まっているカスタマイズされたユーザーカーを見ることも、このイベントのもうひとつの楽しみと言えるだろう。今回は、このシックススターミーティングに参加したオーナーカーのなかから、気になるスバル車をいくつか紹介しよう。
「気の利いたワザに愛車への拘りを感じさせる」
レヴォーグ2.0STI Sport/VMG型
OWNER:rereojiさん
細部にこだわりがたくさん詰まったrereojiさんのレヴォーグは、DIYによるカスタムも充実。車両側面下側の死角を補うためサイドアンダーカメラを設置するほか、夜間にはLEDでカメラの方向を照らす機能まで備わる。エクステリアではフォグカバーにSTIロゴを配するなど、秀逸な小ワザが随所に散りばめられていた。
ホイールはSTIパフォーマンスホイールがおごられているが、センターキャップをあえてSTIではなく六連星(むつらぼし)仕様に代えており、純正っぽさを演出。ホイールの隙間から覗くブレーキにはエンドレス製6ポットキャリパーがチョイスされているのも見逃せない。
ほかにもエンジンルーム内の雨水排出口に、DIYでパイプを独自の角度で追加。これにより、エンジンカバーや電装品などに直接雨水がかからないようにするなど、見えない部分の工夫もクルマを大切にしていることを感じさせてくれた。
「街から峠まで走れるスポーツワゴン化を実現」
レヴォーグ2.0 STI Sportブラックセレクション/VMG型
OWNER:ケンマックスさん
これまでスバル車を2台乗り継ぎ、3台目のスバル車としてレヴォーグSTI Sportのブラックセレクションを購入したケンマックスさん。装着しているパーツ類はほぼすべてSTI製というコンプリートカー的な装いに注目。走れるワゴンがコンセプトということで、オートプロデュースA3(アグレス製)のボディサポートや、プローバのモーションコントロールビームなど、STIのフレキシブル系以外の剛性アップパーツも積極的に装備されている。
エクステリアで注目のポイントは何といっても、チェリーレッドのアンダースポイラーで、東京オートサロン2022に出展されていた新型レヴォーグを彷彿とさせる。VM型ではなかなか見かけないカスタムだけに、注目度は抜群だ。
「生足で圧巻のVIPスタイルをコンプリート」
インプレッサG4 2.0i-Sアイサイト/GK7型
OWNER:アクセルさん
カスタマイズベースとしては珍しいインプレッサG4だが、スピリットの車高調で低く構えたフォルムがスタイリッシュな印象。黒×白のモノトーンでまとめている点もセンスの良さを感じる部分だ。また、後期型のフロントバンパーやアドバンスグレードのフォグカバーを流用するなど、エクステリアの流用チューンにも注目したい。
足元は、リムのカラーがアクセントになっているワークCVXで引き締めている。もちろんシムスのフローサクションボックスや、コールドフローボックスなどの吸気系パーツといった、走りの部分にも磨きがかかっている。インテリアもレザーのシートカバーをはじめ、ロックフォードのスピーカーを装着するなど、質感の高さを感じる仕上がりだ。
「STIスポーツ化した流用カスタムに注目」
レヴォーグ1.6GTアイサイト/VM4型
OWNER:良郎さん
一見するとSTI Sportと見まがうエクステリアだが、シャイニングスピードのフェイスチェンジキットにより、STI Sportフェイスへと変更している良郎さんのレヴォーグ。ヘッドライトもブラックベゼルのGT-S用へと変更し、言われなければSTI Sportにしか見えない仕様だ。
ほかにもエクステリアではバンパーカナードをボディ同色化して装着するなど、細部にもこだわりを見せる。リヤスポイラーもシャイニングスピード製を装着し、ボディカラーと塗り分けをするなどオリジナリティを演出している。
近藤エンジニアリングのカーボンボンネットもあえてボディ同色とするなど控えめながらこだわりのパーツチョイスだ。圧巻はカラフルに色分けされたエンジンルーム。快速ファミリーカーというコンセプト通り、ボンネットを開けると楽し気な雰囲気が伝わってくる。