パーディ選手は7番手まで順位を上げるも……
HREのもうひとりのドライバーであるチェイス・パーディ選手は、「#61 AISIN TOYOTA TUNDRA」を駆り、この一戦に望んだ。16号車に対し、この61号車は練習走行から好タイムを出しており、レース前日金曜の夜に行われた予選でも13番手のタイムを出し、7列目の内側からこの160周のレースをスタートさせた。
第1ステージは16位でフィニッシュ、第2ステージは19番手からスタートし、ここでは何度かのリスタートをうまく使って60周目のリスタートでは7番手まで順位を上げ、さらに前を狙って走行を重ねた。結果、第2ステージを4位でフィニッシュし、見事にステージポイントを獲得する。
最終ステージ前のステージブレイクで、給油とタイヤ4本交換に加え、右のリヤウエッジの調整をし、61号車は最終ステージを22番手からスタートさせた。そして94周目のイエローコーションでピットに戻った61号車を、HREクルーは素早くコースに戻し13番手にポジションを上げる。
そこからリスタートしたパーディ選手はその後もポジションを上げていき、130周目には7番手まで順位を上げたが、その後の攻防で最終的には10位でフィニッシュ。パーディ選手にとっては今季最高位の獲得となり、シリーズのチャンピオンシップでは3つ順位を上げ、15位のポジションにつけることとなった。
ナスカー・トラックシリーズは、まだまだ連戦が続く。6月11日(土)にはカリフォルニア州ソノマにあるソノマ・レースウェイで開催される「DoorDash250(75周/149.25マイル)」が予定されている。