強烈な加速力がチューニング好きを魅了している
車重は1760kgと決して軽くはない。R32が1430kgだったので330kgアップ。そうなると500psとはいえ、それほどパンチを感じないかもしれない。それでも500psあれば十分なパワーである。
サーキット走行に決して向いたプロポーションではないが、サーキットでも好タイムをマークしている。鈴鹿サーキットではショップのデモカーが2分30秒を軽く切っていて、これはライトチューンの86/BRZやスイフトスポーツよりも速いタイムだ。
500psもあればそんな格下のスポーツカーより速いのは当たり前と思われるかもしれないが、コーナリング速度が問われる鈴鹿サーキットでは、86/BRZやスイフトスポーツは相当速く、それらよりもコーナリングは確実に遅い。ということは400Rは圧倒的にストレートが速く、その理由はやはり爆発的な加速力があることで、それは魅力であり病みつきになるもの。それこそがチューニングの醍醐味である。そんな楽しさに満ちているからこそ、400Rは支持されている。新型Zとはまた違う、チューニングの楽しみ方を持っているのだ。