サイトアイコン AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

チョイ足しだけでも激変! 最強ジムニーの魅力を引き出すおすすめカスタムメニュー4選

ハイブリッジファーストのJB64ジムニー

ノーマル派にも開眼してほしいジムニー乗りに
オススメのカスタムメニュー4選

 人気が陰るどころか、ますます加速するジムニーの人気。リーズナブルな価格で手に入る先代型のJB23に加え、現行型のJB64もだいぶ姿を見かけるようになった。そしてジムニーといえばカスタムも非常に盛んで、リーズナブルなパーツが多いことも魅力だ。というワケで今からジムニーを手に入れて遊びたいと考えている人や、ノーマルのまま乗っている人にオススメのメニューを紹介したい。

スタイルアップと実用性向上を実現する!
「リフトアップ」

 まずはルックスと実用性の両方に効くリフトアップ(車高アップ)。上げ幅は予算や好みによって1〜5インチ(1インチ=約2.5cm)と様々だが、バランスを考えると個人的には2インチがベターだと思う。1インチは見た目があまり変わらずややインパクトに欠け、3インチ以上だと費用が高騰し乗り降りも不便になる。

 その点2インチなら見た目はノーマルと明らかに違うし、乗降性が極端に悪くならないのも大きなメリットだ。スプリングだけで上げるのがもっとも安上がりで工賃も安く済むが、可能ならリフトアップ用の長いダンパーと調整式ラテラルロッド、このふたつをセットで組めばドレスアップ(後述)にも役立つ。

ラギッドなルックスと悪路走破性が向上!
「ブロックタイヤ」

 続いてはマッドテレーンタイヤとホイール。本格的なクロカンのジムニーには無骨なブロックパターンが似合うし、ホイールはドレスアップだけじゃなく軽量化に貢献してくれる場合がある。ただし極端なインチアップは加速や燃費に悪影響を及ぼすため、純正からひとまわり大きい程度のサイズにとどめておきたい。街乗りが大半でブロックパターンのノイズが気になれば、よりオールマイティな性能のオールテレーンや、マッドテレーンとオールテレーンのそれぞれをいいとこ取りした、トーヨー・オープンカントリーシリーズにラインアップされるラギッドテレーンもオススメだ。

機能性とスタイル面で厳つさがアップ!
「ショートバンパーなどの外装パーツ」

 次はショートバンパーだ。読んで字の如く上下のサイズを短く切り詰めたバンパーで、アプローチアングルが大きくなって傾斜をクリアしやすく、ボディやヘッドライトなどの保護にも一定の効果がある。さらにリフトアップやインチアップが強調されることや、カスタムした足が見えるようになるのもメリットといえばメリット。社外のダンパーやラテラルロッドは赤/白/黄とカラフルな製品が多く、セットで組めばドレスアップになると書いたのは、コレが理由なのだ。

 併せてスキッドプレートや牽引フックを装着し、リヤのナンバープレートを移動しておけば万全。インテリアではステアリングとシートもススメたい。とくにJB23の古いモデルは快適性や操作性も良好とはいい難く、経年劣化も加わって真っ先に交換したくなる人も多いはずだ。中古を含めればアフターパーツは選び放題といった状況だし、さり気なく仕上げるなら新しい年式の純正を流用してもいい。いずれにせよつねに身体と接している操作系のパーツだけに、実際に触ったり、座ってみたりして体感してから購入できればベストだろう。

アウトドア派は制動力アップで安心して走れる!
「ブレーキ強化」

 最後はブレーキ系でリフレッシュを兼ねた強化。JB64や新しめのJB23ならとくに問題はないと思われるが、古いJB23はとっくに20年を過ぎた中古車も多くある。ましてジムニーは頑強な構造で一般的な軽自動車よりはるかに重いし、キャンプ道具などを満載すればキャパが足りないと感じる場面にも出くわす。そのため純正より利くパッドと新品のローターやフルードを交換してリフレッシュしたい。

 余談だが筆者のJB23はペダルのフィーリングが今ひとつ頼りなく、調べたところマスターシリンダーの動きが非常に大きかった。モチロン個体によってコンディションの差は大きいだろうが、ブレーキは安全に直結する重要な部分だけに「こんなモンか」で済まさず、少しでも違和感があればプロショップで点検してもらったほうがいい。

 さらに補足するならリフトアップを行うことで、純正のブレーキホースではホースの長さが足りなくなり、引っ張られてしまうことで最悪の場合ホースが切れてブレーキが利かなくなることもある。対策としてリフトアップ量に合わせてロングブレーキホースへの交換も忘れてはならないだろう。

モバイルバージョンを終了