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ヨンクは重くて曲がらないは過去の話! 高性能スポーツモデルが4WDを積極採用している理由

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TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: 日産自動車/三菱自動車/Auto Messe Web

ラリー由来の4WDで旋回性能も高めたGRヤリス

 そして一昨年にトヨタが満を持して送り出したGRヤリスは、GR-FOURと名付けた新開発の4WDシステムを搭載。ノーマル60:40/スポーツ30:70/トラック50:50に設定されたトルク配分を、4WDモードスイッチを操作して自由自在に切り替えることができるのだ。

GRヤリスの外観イメージ

システムの進化で4WDはサーキットでも強い武器になった

 以上のように駆動系および電子制御のシステムが著しい進化を遂げたことで、今や旧態依然とした曲がりにくいスポーツ4WDは皆無といえるのが実情。2WDに比べて重量面で不利なことは否めないが、パワーアップやブレーキの強化でいくらでも対応できる。圧倒的なトラクション性能と路面コンディションに左右されにくいバツグンの安定感、そこに曲がりやすさが加わればサーキット走行を楽しむには最高の素材だろう。

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  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
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