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いかに信頼関係を築けるかが大事! ディーラーとの付き合い方で決まる幸せなカーライフの送り方

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TEXT: 佐藤幹郎  PHOTO: ホンダ/Auto Messe Web編集部

セールス担当者との良好な関係が困ったときに役立つ!

 また、知人からこんな話を聞いたことがある。その知人が出先でパンクしてしまい、量販店でタイヤ交換すれば安く済ませることができるけど、安心を求めて馴染みのセールス担当者にパンクの旨を伝えたという。すると、パンクした場所まで1本のタイヤを持って臨場して現場で交換。後日、パンクした箇所に応急処置として装着したタイヤから、新品タイヤに交換するだけで済んだそうだ。パンク

 そのとき、時間のロスを最小限に抑えることができたし、溝のある新品から少し減っただけのパンクしていない3本のタイヤの空気圧を調整してもらい、ABSの作動に支障が出ないように調整してくれたそうだ。つまり、ディーラーでのメンテナンス費用は少し高くつくことがあっても、本当に困ったときに頼れるディーラーとの信頼関係をお客さま自身が築いていくことも大切なのだ。

値引きも大事だが真摯に対応してくれるセールス担当者との出会いも大切

 国産車も輸入車もひとつの販売店で多くの車種を取り扱っている現在、それを利用しない手はない(クルマを買うのが面倒な方には手間が増えるだけだが)。例えばトヨタであれば、ひとつの都道府県に複数の販売会社があり、そのどれもが近所にある場合が多い。

 前項で、買ってくれるかどうかわからない一見のお客さまに、大幅な値引きを求められてもそれに応えるのは難しいと書いた。少し矛盾してしまうのだが近隣に同じメーカー系列のディーラーがいくつかある場合、自宅から一番近い店舗だけではなく、生活圏内にある同じメーカー系列の複数の店舗を回ってみて、見積りを取ることも重要だ。ただし、この場合は一番大きな値引きを引き出すためではなく、自分と相性の良さそうなディーラー(セールス担当者)を探し出すことがおもな目的だ。スバル車のディーラー

 例えば同じトヨタの販売店で店舗の外観が一緒でも、実際にディーラーに足を運んでみることで、それぞれに雰囲気が異なることがある。また売り上げを稼ぎたいがゆえに、圧が強めの押し売りするようなセールス担当者もいれば、「もし○○○(他メーカー)のクルマが気になるのであれば、そちらでも見積りを取ってみてください!」と、親身になってくれるセールス担当者もいる。

 ほかにも、ひとまず見積りだけもらおうとディーラーに足を運んだら、「まぁ、一旦試乗してクルマを見てください!」と勧めてくれたり、商談が長時間になったときに気の利いたタイミングでお茶のおかわりが自然に出てきたり。さらに、「来週であれば試乗車が用意できます!」などの気遣いを見せられると、『あっ、この人からクルマを買いたい!!』となり、その後、同じセールス担当者と末永いお付き合いにつながることもある。トヨタ・ハリアーの生産ライン

 もちろん、誰もが少しでも安くクルマを購入したいので、複数のディーラーを回りおおよその値引き額が見えたら、気が合いそうなディーラーで「○○万円引いてくれるのであれば、今日契約します!」(もちろん無謀な値引き額はNG)と言うのがベターだ。

 とはいえ最近は、世界情勢の不安や半導体不足などで新車の在庫が不足気味で需要と供給のアンバランスから販売店は強気だ(値引きを引き出しにくい)。平時とは異なり少しでも安く買いたいというのは難しい時代になっているのも忘れてはならない。

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