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「音量」よりも「音質」がキモ! 厳しい騒音規制のなかでメーカーがこだわるマフラーの排気音チューニングとは

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: 加茂 新/NISMO/Auto Messe Web編集部

消音だけでなく心地よい音質チューニングを追求

 そして、各メーカーではその音質にこだわる。レゾネーターと呼ばれる行き止まりのチャンバーを装着したりするが、これはある回転数での不快な音質を消すことができるなど、音質チューニングに使われるもの。ほかにもパイプ径や集合方法、分割方法、パイプの材質と厚み、テールエンドの形状などでも音が変わり、それらにこだわって開発されている。

 消音方法もストレート構造でグラスメッシュによって消音する方法や、隔壁構造でいくつもの部屋に排気ガスを滞留させていくことで音を消したりいくつも選択肢があり、それらを駆使して消音と音質チューニングがされていく。

ストレートタイプのサイレンサー構造

 各メーカーはこだわり抜いた音質で事前認証を取得するが、ギリギリまでその性能と音量のせめぎあいの部分もある。某メーカーでは毎週のように事前認証の試験にチャレンジするところもある。ならばと自社内に試験設備を揃えることで、いつでも性能を煮詰めることができるようにしてしまったメーカーも。それほどまでにこだわり抜いた音質音量でリリースされているのが現代のマフラーなのだ。

テストを繰り返して開発している

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  • アフターのマフラーは事前認証に登録している必要がある
  • 厳しい基準をクリアして製造・販売されている
  • 純正マフラーの性能が上がった分、ピークパワー自体はさほど上がらなくなった
  • ストレートタイプのサイレンサー構造
  • テストを繰り返して開発している
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  • チューニングライター。1983年生まれ。父が初代VWゴルフ、シトロエンBX、ZXなどを乗り継いでいた影響で16歳で中型バイク(ZRX400)を購入し、大阪芸大時代にAE86を購入。卒業後はチューニング&ドラテク専門誌を15年間製作し(約2年の編集長を含む)、数多くのレースにも参戦。2021年春よりフリーランスとなる。過去には180SX、S15、NA8、SCP10、86前期&後期を所有。現愛車はAE86、GR86、ZC33Sスイフトスポーツ、CBR954RR。
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