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第100回の記念すべき「パイクスピーク」に大井貴之選手が参戦! 日産リーフe+改の気になる中身とは

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TEXT: 青山義明(AOYAMA Yoshiaki)  PHOTO: 青山義明

大井貴之選手はルーキーとして2回目のパイクスピーク挑戦

 今回の2022年大会でついに100回目を数えることとなった、パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム(通称:パイクスピーク)が間もなく開催される。

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム 別名「The Race to the Clouds(雲に向かうレース)」とも呼ばれるこのレースは、アメリカロッキー山脈の南端に位置するコロラド州にあるパイクスピークという山(標高14,115フィート=4301m)をいかに速く駆けあがるかを競うヒルクライム競技だ。

 そのスタート地点は標高2862m。そのコースは全長約20kmでゴールの頂上までの1本道を1台ずつアタックし、そのタイムを競うもの。標高の高い地域での走行ということで、空気が薄くなっていく頂上付近ではエンジンの出力が30%近くダウンするといわれている。モンスター田嶋こと田嶋伸博選手が全人未踏の6連覇を達成するなど、日本でも大きく報じられたことのあるヒルクライムイベントである。

 バブル期には多くの日本チームがこぞって参戦してきたが、その100回目の節目となる大会には日本からチーム「SAMURAI SPEED」のみが参戦する。近年パイクスピークへ挑戦を続けているこのチームは、電気自動車での参戦を続けており、昨年は日産リーフe+をベースに、2台分のモーターを搭載し4WD化したモデルを製作してこれに挑戦。

 ドライバーはこれまで奴田原文雄選手と挑戦を続けてきていたが、昨年から大井貴之選手を起用している。残念ながら昨年は車検通過後に車両トラブルが発生し、その原因究明と対策に時間を取られてしまい出走ができず決勝には進めなかった。

参戦車両のカラーリングとその詳細を発表

 今年の記念大会には、車両名#234 日産リーフe+改。ドライバーは今年も大井貴之選手を起用し、参戦クラスはアンリミテッドクラスとなる。車両自体は昨年と同じく日産リーフe+をベースにしたモデル。今年はモーター1基のFFモデルとしている。

 メタリックブルーをベースとしたボディは、大王製紙が手掛ける環境に優しい素材「CNF・セルロースナノファイバー」を使用したオリジナルで、前後それぞれ一体式のカウルとしている。そこにチームのイメージキャラクターであるサムライがデザインされる。熱管理については、サンデンが現在開発を進めている駆動用リチウムイオンバッテリー温度管理システムを搭載する。

日産リーフ 今回は100回記念大会ということで、昨年はコロナ禍の影響で開催されなかった地元コロラドスプリングスのダウンタウンで開催のファンフェスタも24日(金)の夕方から開催される。

 公式スケジュールでは、6月20日(月)に公式車検、21日から4日間の練習走行及び予選セッションが行われ、26日(日)にパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム100回記念大会の決勝が行われることとなる。

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