旧車と対話しながら運転することでクルマや周りの交通にも優しくなれる
イヤな予感がする、胸騒ぎがする、といった言葉に置きかえることができる第六感は、「そろそろあのあたりが壊れるかもしれないな……」とトラブルに備える際に活用することになる。だが、マイナスのことをイメージすると旧車は本当に壊れてしまうので、インスピレーションの運用はほどほどにしたほうがいい。これも旧車あるあるのひとつだ。
スピリチュアルなことを書いてしまうと、ある意味、旧車は有機体のようなモノなので人間の心の動きが伝わってしまうのである。電動化と自動運転化が進んだクルマは無機的だが、“旧車は生命体だ!”と考えると、第六感を含めた五感のフル活用が必要である理由がよく分かるだろう。 旧車で運転のイロハ(生命体とのキャッチボールみたいなもの)を学ぶと、昨今のクルマをドライブする際にも機械に対して優しくなれるので、チャンスがある人は一度旧車を所有してみるといいかもしれない。旧車を愛用した後に乗りかえた最新鋭のクルマでも、第六感を含めた五感を駆使し、日夜安全運転を心がけていただきたい。