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「どシャコタン=違法改造」と決めつけないで! 保安基準を遵守する清く正しいローダウン事情

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TEXT: 加茂 新(KAMO Arata)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

  • いまどきのイベントで見かけるどシャコタンはほぼエアサス仕様

  • いまどきのイベントで見かけるどシャコタンはほぼエアサス仕様
  • 車高調整式サスペンションでギリギリまでローダウンできる
  • 公道では快適走行、イベントではベッタリ下げられる
  • リップスポイラーが低すぎると地面に擦る率も跳ね上がるので注意
  • 図に示された範囲でホイールがハミださなければ合法
  • コストもかかるが、エアサスで理想的なスタンスを実現したい

手間暇かけて合法なシャコタンを追求するのが現代流

 車高が低いクルマはカッコイイ。だから車高を下げたくなるのも当然のこと。しかし、低すぎる車高では保安基準に適合せず、車検に通らない。だが、現代ではリーズナブルなエアサスで下げることも多いし、意外と保安基準に関係ないエアロパーツで見た目を下げる手もある。

ローダウンの一丁目一番地が「車高調」

 保安基準によると最低地上高は90mmが必要。一般的な乗用車でノーマルの状態だと最低地上高が130~150mmくらいはあるので、40~50mmは下げることができる。

 一般的に車高をグッと下げるなら車高調正式サスペンション、通称「車高調」を装着する。車高を下げるためにそもそも車高調は全長が短く設計されていて、ストローク量も少なくなっている。その短いストロークで車重を支えるためにスプリングのレートは高められていて、乗り心地も引き締まったものとなる。

 バネレートを高めたほうがストローク量が減るので、タイヤとフェンダーの干渉も起きにくくなり、ギリギリまで車高を下げることができる。しかし、最低地上高90mmよりも低くすることはできない。

車高調整式サスペンションでギリギリまでローダウンできる

イベント会場で「完全着地」をキメるならエアサス!

 そこで登場するのがエアサスである。圧縮空気をスプリングの代わりとして使うサスペンションで、その空気の量で車高を簡単に調整できる。精密部品を運ぶトラックにも採用されているし、電車の多くもエアサスである。

 車内にコンプレッサーを積んで、そこからサスペンションまで圧縮空気の配管をする必要があるが、手元のスイッチで車高を限界まで下げたり上げたりできる。

 だからこそ、イベントで着地しているような車高のクルマがいるのである。そんな車高では公道を走ることは許されないし、そもそも駐車場から出るのも困難。しかし、エアサスがあれば一発解決で、走行時は十分な最低地上高を保って走ることができるのだ。

公道では快適走行、イベントではベッタリ下げられる

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