アウトドアで使える10年落ちのオススメ中古ミニバン選び
アウトドアに出かけると「車内は汚れ放題、ボディにも気づかぬうちに小傷が付いていた」なんてことがある。神経質な人が大枚はたいて新車のミニバンやSUVを買って、即、アウトドアへ……というのは、けっこう勇気がいるものだ。そこで中古車、それも50万円以下で買える、車中泊もしやすいミニバンを紹介したい。
その価格、出費なら、多少の汚れ、キズ(そもそも最初から付いているかも知れない)が付いても気にならないだろうし、乗りつぶし前提で、車中泊仕様に改造するといった、いろいろいじる楽しさもあるってものだ。とはいえ、古すぎるのも……。アウトドアを楽しんでいるうちに何かあっても困るわけで、約10年落ちの2012年前後以降でオススメのミニバンに絞ってみた。
低床ミニバンらしいスポーティな走りも味わえる
「4代目ホンダステップワゴン/RK型/発売期間2009年〜2015年」
まずは、定番人気のMクラスボックス型ミニバンだ。なかでも日本の多人数乗車、ミニバンのパイオニアと言えるホンダ・ステップワゴンなら、2011~2013年式の4代目のRK型がリストアップできる。5代目ステップワゴンとエクステリアデザインは大きく違わず、今見ても古さはさほど感じにくく、走りもホンダらしい爽快感がある。フルフラットアレンジによる室内のお座敷化やベッド化も、もちろん可能。スパーダこそ選びにくいものの、使い倒すミニバンとしては万能で文句なしと言える。
S-HYBRIDを選べば燃料代も節約できる
「4代目日産セレナ/C26型/発売期間2010年〜2016年」
同じMクラスボックス型ミニバンの日産セレナも、50万円以下で4代目の2012年式がギリギリの射程範囲。ステップワゴンに比べてフロア位置はやや高いものの、2012年に加わったS-HYBRIDモデルを探せれば、室内の広さはそのままに燃費のいい走行が可能だ。もちろん、車内のフラットシートアレンジが可能で車中泊にも対応する。エアロ仕様のハイウェイスターも、この世代なら50万円前後の予算で探せるかもしれない。