リアル系貼付けシートの底知れぬポテンシャル
まずは写真をご覧頂こう。このクルマが国産車に見えるだろうか? それとも欧州車に見えるだろうか? この存在感、オーラは日本車のそれとは大きく違うように感じる。早速答えを明かすと、ベース車両は三菱のアウトランダーPHEV、コーディネイトしたのはハセ・プロだ。
貼付け系アイテムとエアロの秀逸なコラボレーション
ハセ・プロと言えばマジカルカーボンなど、リアルカーボンを基本とした貼付け系シートを多くリリースしている。特許技術を駆使し、本物のカーボンを使いやすくクルマに貼れるように商品化。数多くのユーザーから支持を得た印象で、確かにそれが基軸事業と言える。
ただもうひとつの顔として、三菱車のモディファイを長く手掛けてきた歴史があり、とりわけアウトランダーにおいては、初代よりエアロパーツなどを開発しタイムリーにユーザーに提供し続けてきた。となると、当然3代目である現行アウトランダーも手を付けないはずが無い。
そこで、新型アウトランダー用に専用開発した同社のスポーティなエアロパーツを皮切りに、リアルカーボンアイテムやウッドシート、シングルステッチシート、スイッチガーニッシュなど、同社の技術を象徴する良質なアイテムを各所にセット。その完成度たるや、まるで純正からもともとそうであったかのような高いクオリティを誇る。上質になった新型アウトランダーPHEVをさらにプレミアムなムードに導いているのだ。その底上げ感ゆえに、結果、欧州車にも引けを取らない個性と存在感を獲得している。リアル系貼付けシートの底知れぬポテンシャル、見事のひとことに尽きる。
MIRABEAU(ミラボー):アウトランダーを知り尽くすハセ・プロが送るエアロプログラム
ホイールはグラムライツ57FXZ F&R/20×8.5・38(FACE-1)、タイヤはプロクセススポーツSUV F&R/255/45R20を装着している。
Fアンダースポイラー:7万7220円
ハーフタイプであり2層構造のボトムラインが特徴。両サイドにはカナード形状を施した。開口部天面にはスタビライジングフィンも配置する。
Fグリル:5万3900円
フロントグリルは奥行感を演出し、マークレスグリルとすることでよりシャープなマスクを形成。ハニカムメッシュもスポーティだ。
Rスポイラー(Rウイング):5万8630円
シンプルなリヤウイングは、アウトランダーを軽快感たっぷりに仕上げてくれる逸品。歴代のアウトランダー用ウイングのデザインを継承する。
Rゲートスポイラー:4万7630円
ボディラインに合わせたゲートウイングは小型タイプで、スマートにボリュームアップを図る。表面はマジカルアートシートNEOを貼付けた。