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ミニカーは1/43! プラモデルは1/24! 同じクルマの模型でも種類によってサイズが異なる理由

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TEXT: 長尾 循(NAGAO Jun)  PHOTO: 長尾 循/京商

建設機械などは図面の縮尺に合わせるなど例外もある

 もちろん“標準スケール”以外で作られたモデルも少なくない。例えば大型のパワーシャベルやクレーン車といった建設機械のモデルは、1/50スケールであることが多い。それはコマツやCAT、コベルコといった実機メーカーが、そのモデルを販促プロモーションに使うという用途にも対応しているから。クライアントたる建設会社のスタッフなどは、日頃から1/200、1/100、1/50といった建築図面の縮尺に慣れ親しんでいるから、実機のサイズ感がすぐに理解できるというわけだ。

京商の1/50スケールの重機

 また、トミカやマッチボックス、ホットウィールといった、いわゆる“3インチ・クラス”と呼ばれるミニカーは、実車のサイズを箱のサイズに合わせて縮尺するので、車種によって縮尺率がまちまちだ。

ボックスに合わせてスケールを変更するホットウィール

 普段見かけているさまざまなモデルカー。その縮尺についてあらためて思いを巡らせてみれば、モデルカー・ホビーの楽しみもより深みを増すのではなかろうか。

シュコーのミニカーも時代と共にリアルに。

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  • 最近の1/43スケールミニカー
  • イギリスのスポットオンのミニカーは1/42スケールだった。写真はフォード・ゼファー。
  • シュコーのミニカーも時代と共にリアルに。
  • ボックスに合わせてスケールを変更するホットウィール
  • クルマのプラモデルは1/24スケールが最も一般的。
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  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 長尾 循(NAGAO Jun)
  • 1962年生まれ。デザイン専門学校を卒業後、エディトリアル・デザイナーとしてバブル景気前夜の雑誌業界に潜り込む。その後クルマの模型専門誌、自動車趣味誌の編集長を経て2022年に定年退職。現在はフリーランスの編集者&ライター、さらには趣味が高じて模型誌の作例制作なども手掛ける。かつて所有していたクラシック・ミニや二輪は全て手放したが、1985年に個人売買で手に入れた中古のケーターハム・スーパーセブンだけは、40年近く経った今でも乗り続けている。
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