チューニングもコストパフォーマンスが抜群にいい
チューニングカー好きの視点からJB23を評価すると、手を入れたことに対してのリターンが非常に大きいクルマ。とくにエンジンはノーマルがお世辞にもパワフルとはいえず、乗ってからガッカリする人も多いんじゃないでしょうか。確かにスピードを出すためのクルマではないし、高い悪路走破性は速さと引き換えともいえます。
ただし頭で分かっていても遅さがだんだんガマンできなくなり、1~2万円のサブコンなどをダメ元でいくつか買ってみました。すると意外なほど違いを体感できるのです。タービン交換のように劇的な変化ではないですが、日常の足としてガンガン使い倒しているからこそ、ちょっとした出足のよさやブーストの立ち上がり、さらに燃費の向上はハッキリと数字で分かります。
そういった変化がクセになりマフラーを含め10万円ほど使いましたが、普通車のスポーツカーであれば同じ金額じゃ済むはずがないだろうし、最近はエアクリーナー交換で逆にパワーダウンしたなんて残念な話も。ちなみに7型~のJB23は純正ECUの書き換えができるため、パワーアップに関しての費用対効果はさらに高いらしいとのこと。本格的なブーストアップやタービン交換まで狙うなら、最初からそちらのモデルを買わないと後悔するかもしれません。
冬のトラブルにも対応するべくパーツ装着を検討中
というワケで最近の生活に欠かせない相棒であるジムニー、次の冬が訪れるまでにウインチの装着を計画しています。じつは今年の1月と2月に例の山で思い切りスタックし、3~4時間ほどひとりで雪かきをするハメになりました。クロカンの経験が少なく読みが甘かったのは事実で、いずれも午前中だったため明るいうちに脱出できたものの、コレが夕方や夜の帰りだったらシャレになりません。
幸い林道はクルマがすれ違うのも大変な細さなので、ワイヤーを引っかける木はそこらじゅうにあり、スタックは2回とも雪が吹き溜まりになる橋の途中。つまり欄干を使えば比較的すぐ抜け出せそうなんです。自分の思惑どおりにいかないことも多々あるでしょうが、自己解決できるよう用意をするに越したことはなく、ウインチなどの装備はほかの誰かを助ける際も役立ちます。
ジムニーに乗り始めて2年とまだまだ日は浅いですが、過去に所有したスポーツカー以上にイジるのが楽しく、アウトドア活動が充実したことは間違いありません。