参加者みんなで楽しく食事を楽しめるスタイル
スライス肉では「焼き係」がつねに肉を焼くこととなり、誰かが自分を犠牲にして給仕をしなければいけませんが、肉を休ませている間に付け合わせを用意し、テーブルをセッティングしておけば参加者全員で楽しい食事が楽しめるというメリットも生まれます。
テーブルにはBBQソース、ケチャップ、マスタード、ピクルス、刻み玉ネギ、レタス、トマと、塩、ブラックペッパーを用意し、各自が自分の好きな味付けで楽しめばOK。パンを用意しておけばサンドイッチにもでき、余計な下準備や味付けによる不満が出ることもありません。このダイナーのようなアメリカンスタイルこそが本来のBBQの醍醐味であり、最小限の手間で最大限の楽しさが味わうことができる秘訣なのです。
じつは「丸焼き」スタイルはコスパも良好
また、バーベキュー本来の「丸焼き」というスタイルは、贅沢に見えて意外と経済的であることはあまり知られていません。一般的な焼肉店では一皿の肉の重さは100gが平均とされ、多い人なら十人前(1000g=1kg)なんて当たり前です。しかし1kgのステーキとなると手強い存在となり、食べ盛りの子どもたちとのBBQではブロック肉の方が最終的な量(=出費)を抑えることができるのです。大きなステーキ肉はインパクトがあり精神的な満足度も大きいはず。「あのときのBBQで大きな肉を食べたよね」と、子どもたちの記憶に残ることは間違いありません。次回のキャンプは野外焼肉をお休みし、経済的で豪快なアメリカンスタイルのBBQに挑戦してみませんか?