エヴァンゲリオン/アルピーヌA310
エヴァンゲリオンシリーズの劇中車でもっとも有名なのが、葛城ミサトが乗ったアルピーヌ A310。作品のなかでは、レストアが仕上がったばかりでローンも残っているという発言もあったりする(旧TV版)。実車はラリーカーとして好成績を遺したA110の後継車として、1971年から1984年まで生産されたスポーツカーだった。
シティーハンター/ミニ・クーパー
北条 司氏が描くシティーハンターといえば、主人公の冴羽 獠が乗っていた赤いミニ・クーパー。漫画はもちろん、アニメにも登場し、影響を受けて購入した人も多かった。
クラシックミニは小型車の歴史に革命をもたらした世界的な傑作車で、1959年に登場し、一度もフルモデルチェンジされることなく2000年まで生産された。オースチンとモーリスの合併により誕生し、英国最大の自動車メーカーとして君臨したBMC(ブリティッシュモーターカンパニー)からリリースされる。それぞれのブランドイメージを活かすために、デビュー当初、オースチン・セブンおよびモーリス・ミニ・マイナーと呼ばれていた。
逮捕しちゃうぞ/トヨタ・スポーツ800
藤島康介氏の作品、逮捕しちゃうぞに登場した青いトヨタ スポーツ 800。美人警官コンビを主人公とするコメディで、トゥデイやモトコンポといった、当時人気だった車種が描かれていた。なかでもヨタハチの愛称で知られるトヨタ・スポーツ800は、美幸の私用車として多くの人に存在を知らしめた。
ヨタハチは、初代パブリカ(通産省から1955年に発表された国民車構想に基づき、6年という年月を費やして開発された小型乗用車)のメカニカルコンポーネンツを流用し、愛らしいスタイルの軽量コンパクトスポーツカーに仕立て上げたクルマだ。
今回ピックアップしたクルマのことを漫画やアニメで初めて知ったという人も少なくないだろう。フィアット ヌォーヴァ500のユーズドカーはとくに流通量が多いので、その人気の高さからもヌォーヴァ 500が日本の漫画/アニメ作品において果たした役割が絶大だったことを窺い知れるだろう。