シートに腰かけたまま乗り降りさせてくれる親切機能!
さて、ここではスライドドアからシートに腰掛けたまま2列目席左側席に乗り降りできるサイドリフトアップシート車を実体験してきたので、そのレポートをお届けする。
サイドリフトアップシート車はリモコンでの操作によって、まずはスライドドア開口部から2列目席キャプテンシートタイプのサイドリフトアップシートを外に出し、そこに乗車。そのあとがすごく、実測で開口幅760mm、開口高1260mmのスライドドアの開口部から、まるでロボットのように、センターピラーや助手席に接触しないよう、電動でサイドリフトアップシートを2列目席助手席側の定位置まで、見事な電動動作で動かしてくれるのである。
もちろん乗車中の快適さにも抜かりなし
動作はスムースかつ静か。足元には新型ステップワゴンの注目点であるオットマンならぬステップが備わり、足の置き場(ブラブラしなくて済む)もあり、乗る側の姿勢や足元の置き場にも見事に配慮されているからうれしい。もちろん、シートそのもののかけ心地も新型ステップワゴンのキャプテンシートに準じているから快適そのものだった。新型ステップワゴンは福祉車両も極めてユーザーフレンドリーなMクラスボックス型ミニバンだったということだ。
なお、新型ステップワゴンの福祉車両はガソリン車のスパーダに用意され、車いす仕様車は355万5000円~。ここで試乗したサイドリフトアップシート車は339万6000円~となる。消費税は非課税である。