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500台限定のトヨタ「GRMNヤリス」をサーキットとオフロードで乗り比べ! ミニ「JCW」を超えるために必要なこととは

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TEXT: 清水和夫  PHOTO: TOYOTA GAZOO Racing/まとめ:マリオ高野

グラベルでは愉しさ全開! 思わず昔のテクニックが……

 そんな不満も、ラリー・パッケージでグラベルを走るとすべて吹き飛ぶコントロール性の高さに感動した。今の若者はグラベルで四駆を曲げるのにサイドブレーキを使いたがるが、GRMNヤリスにその必要はない。コーナーの手前で軽くフェイントをかけ、左足ブレーキで前後荷重移動をすると気持ち良くテールが流れて、思うがままに曲げられる。これはアンダーステアの強さで有名な往年のラリー車「スバル・レオーネ」をねじ伏せて曲げるため身についた技で、まさかの35年ぶりの再現だ。

 スポーツ4WDに乗ると前後の駆動力配分を気にする人が多いが、砂利道の限界領域での基本は荷重移動と車両姿勢を支配することにあり、電子制御の駆動力配分など、象の背中に蚊がとまった程度の細事にすぎないと、昭和のラリー屋は感じている(笑)。

シャシーの良さでグラベルを楽しく曲がれる

 エンジンパワーに頼らず、車体と足の良さでコーナリング性能を極めたGRMNヤリスなら、ドライバーはグラベルにおけるスポーツAWD運転の基本が学べ、砂利や雪道の面白さ、コンペティションなクルマの楽しさに目覚めることだろう。砂利道の走りをマスターすれば、サーキットで欧州のスーパースポーツにひと泡吹かせる痛快さ、“柔よく剛を制す”醍醐味が味わえる。逆に欧州スポーツ車のユーザーにも試してほしいものだ。

GRMNヤリスのスペック

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  • GRMNヤリス・サーキットパッケージ
  • GRMNヤリス・ラリーパッケージ
  • シャシーの良さでグラベルを楽しく曲がれる
  • GRMNヤリスのスペック
  • 後部座席は取り外され2シーター、サーキットパッケージにはスワンネックのカーボン製リヤスポイラーが備わる
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