クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB

クルマを文化する
REAL CAR CULTURE

AUTO MESSE WEB(オートメッセウェブ)

  • TOP
  • SPORT
  • 【ゼロ円チューニング】愛車を劇的にスピードアップさせるカンタン軽量化術とは
SPORT
share:

【ゼロ円チューニング】愛車を劇的にスピードアップさせるカンタン軽量化術とは

投稿日:

TEXT: 佐藤 圭(SATO Kei)  PHOTO: Auto Messe Web編集部

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー03:
「ガソリンの積載量を調整する」

 続いてはガソリンの搭載量。何時間も走り続ける耐久レースは別として、周回数の短いスプリントレースでは、あらかじめ燃費を計算して間に合うだけのガソリンしか入れないのが常套手段だ。ガソリン1Lの重さは約750gなので60Lのタンクを満タンにすれば45kg、それがタンク半分の30Lなら22.5kgと相当な違いが生じることになる。もちろん燃料が足りず、途中で止まってしまってはほかの参加者に多大な迷惑をかけることになり、タンクの形状によっては残量が半分くらいでもガス欠の症状が出る場合がある。安易に減らすのはリスクもあるが、大幅に軽量化できることは確かだといっていい。ガソリンの給油

ゼロ円で実践できる軽量化メニュー04:
「内張り&アンダーコート剥がし」

 次はもう少し踏み込んで内装やアンダーコート。それなりに手間がかかるうえ減らせる重量は決して大きくないし、断熱材のアンダーコートは剥がしたら元に戻せずフロアが高熱になる。わずかな軽さと引き換えに失うモノがあると理解し、それでもチューニングを優先したい人は試してほしい。内張りを外した荷室

 もちろんクルマだけじゃなくドライバーの軽量化も大切だ。健康を害してまで体重を減らすなんてのは本末転倒の極みだが、常識的なダイエットの範囲ならサーキット以外でも恩恵は大きい。とくにローパワーな軽自動車やコンパクトカーでは効果的で、とあるドライバーが「レースで絶対に勝つ!」と一念発起し、1年に渡って食事制限や運動を続けて15kgも体重を落とし、見事シリーズチャンピオンを獲得した例を見たことがある。以上のようにお金をかけずに軽くする手段は決して少なくない。ドライバーの健康を含め安全に関わる部分は避け、愛車のポテンシャルを少しずつ高めていくべし。

12
  • ガソリンの給油
  • リヤシートの取り外し
  • 軽自動車レース
  • 内張りを外した荷室
  • 荷室のスペアタイヤ
  • クルマの軽量化カスタム
すべて表示
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 佐藤 圭(SATO Kei)
  • 1974年生まれ。学生時代は自動車部でクルマ遊びにハマりすぎて留年し、卒業後はチューニング誌の編集部に潜り込む。2005年からフリーランスとなり原稿執筆と写真撮影を柱にしつつ、レース参戦の経験を活かしサーキットのイベント運営も手がける。ライフワークはアメリカの国立公園とルート66の旅、エアショー巡りで1年のうち1~2ヶ月は現地に滞在。国内では森の奥にタイニーハウスを建て、オフグリッドな暮らしを満喫している。
著者一覧 >

 

 

 

 

 

 

 

RECOMMEND

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

 

 

 

 

 

 

 

人気記事ランキング

MEDIA CONTENTS

WEB CONTENTS

AMW SPECIAL CONTENTS