ステアリング交換はエアバッグ流用が当たり前!
かつてはインテリアカスタムの主要アイテムのひとつだったステアリング交換。好みのデザインを見つけたら、対応するボスと呼ばれるパーツを取り付けて交換するだけと、いたってシンプルなドレスアップだった。一方、近年のクルマの純正ステアリングにはエアバッグやステアリングリモコン(ステアリングスイッチ)が装備されているため、昔の手法で簡単にステアリング交換することができなくなっていた。そのためステアリングカバーを使ってイメージを変えるなど、現代流のライトなドレスアップを実践しているユーザーも多くなっているのは事実だろう。
しかし、実際のところエアバッグやステアリングリモコンが装備されている車両でも、じつは交換が可能。先入観にとらわれることなくステアリング交換を実践してみよう。
交換作業は簡単! ステアリングスイッチもそのまま使える
交換方法は意外なほど簡単だ。ほとんどの場合は、車種専用の交換用ステアリングが用意されているので、これを用意して純正と交換するだけ。エアバッグユニットやステアリングリモコンといった純正パーツはそのまま流用して使うので、一旦ステアリングホイールから取り外すことになる。
つまりステアリングホイール部とスポーク部のみがアフターパーツに置き換わり、そのほかのパーツは純正ステアリングのパーツをそのまま流用して組み付けるというわけだ。これならエアバッグやスイッチ類といった純正機能をスポイルすることなく、ステアリング交換が可能になる。ただし、昔ながらのシンプルな構造のスポーツ系ステアリングの多くはこの交換方法が利用できないので、純正機能をキープする場合には交換パーツ選びには注意したい。