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純正エアバッグが流用可能!「高級レザー」に「カーボン」まである最新ステアリング交換術とは

ブラックカーボン×レッドのステアリング

ステアリング交換はエアバッグ流用が当たり前!

 かつてはインテリアカスタムの主要アイテムのひとつだったステアリング交換。好みのデザインを見つけたら、対応するボスと呼ばれるパーツを取り付けて交換するだけと、いたってシンプルなドレスアップだった。一方、近年のクルマの純正ステアリングにはエアバッグやステアリングリモコン(ステアリングスイッチ)が装備されているため、昔の手法で簡単にステアリング交換することができなくなっていた。そのためステアリングカバーを使ってイメージを変えるなど、現代流のライトなドレスアップを実践しているユーザーも多くなっているのは事実だろう。

 しかし、実際のところエアバッグやステアリングリモコンが装備されている車両でも、じつは交換が可能。先入観にとらわれることなくステアリング交換を実践してみよう。

交換作業は簡単! ステアリングスイッチもそのまま使える

 交換方法は意外なほど簡単だ。ほとんどの場合は、車種専用の交換用ステアリングが用意されているので、これを用意して純正と交換するだけ。エアバッグユニットやステアリングリモコンといった純正パーツはそのまま流用して使うので、一旦ステアリングホイールから取り外すことになる。

 つまりステアリングホイール部とスポーク部のみがアフターパーツに置き換わり、そのほかのパーツは純正ステアリングのパーツをそのまま流用して組み付けるというわけだ。これならエアバッグやスイッチ類といった純正機能をスポイルすることなく、ステアリング交換が可能になる。ただし、昔ながらのシンプルな構造のスポーツ系ステアリングの多くはこの交換方法が利用できないので、純正機能をキープする場合には交換パーツ選びには注意したい。

ドレスアップ効果はもちろん自分に合ったグリップを選ぶことが大切

 そんな交換用ステアリングだが、室内のドレスアップ効果に加えて走行中はつねにドライバーが触れているパーツなので、使い勝手や操作フィーリングも大切にしてセレクトすると良いだろう。セレクトのキーワードになるのは形状と素材選びが大切になる。

 純正では多くのモデルが真円のステアリングが採用されるが、アフターパーツにはさまざまな形状がある。代表的なものがD型(フラットボトム形状、Dシェイプと呼ぶこともある)だ。ステアリング下部が水平になっていて、ちょうどアルファベットのDを横にしたような形状になる。レーシングカーなどで用いられ、クルマへの乗り降りの際にヒザ部分への干渉を抑える効果があるデザインが特徴だ。

 さらにグリップ部分に凹凸を付けて拳銃のグリップのようなフィット感を作り出しているのがガングリップと呼ばれるタイプ。ステアリングの9時/3時方向あたりの左右に設けられている場合が多く、ステアリングを保持する場所に手がピタリとフィットする感覚が好まれる傾向にある。そのほかにも、さまざまなステアリング形状があるので、デザイン性や操作性を考えてセレクトすると楽しいだろう。

ステアリング交換しただけでクルマが変わったような新鮮さが味わえる

 一方の素材だが、前述した通りこちらはドレスアップ効果と操作性の両面に関係してくる。まずはドライブ中に手が触れることの多いステアリングの左右部分にはレザーを用いるケースが多い。これは握ったときのフィット感や滑り止め効果を狙ったもので、パンチングレザーなどを用いて通気性を高めるモデルもある。またステッチを駆使してレザーのデザイン性を高めているステアリングも多い。

 ステアリングホイールの上部や下部などにウッド素材などを用いるモデルもあり、レザー素材と組み合わせたコンビ仕様も多く見られる。こちらはインテリアのデザインイメージを上質に彩ってくれることが特徴。インテリアパネルなどと同カラーのウッド素材を用いることで、車内の統一感を引き出すことも可能だ。もちろん全面をレザーで仕上げたり、逆に全面をウッド素材を用いたステアリングもあるので、好みのデザインとフィーリングで選ぼう。

 さらにステアリングの外径や太さのチョイスも交換時のポイント。純正よりも小径にするとスポーティなイメージを引き出せる。またステアリングの太さを変更すると握ったときのフィーリングが大きく変わり、操作フィールが変化するのでこれも楽しんでみると良いだろう。外径の変化も操作感覚に影響を与えるので、クルマの運動性が少し変化したように感じるメリットもある。

 このようにステアリングを交換するだけで、ドレスアップ効果はもちろんのこと、操作フィールの変化も楽しめる。エアバッグなどの問題もクリアできるアフターパーツがしっかり用意されているので、内装カスタムのひとつとしてステアリング交換を積極的に楽しんでみてはどうだろうか!

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