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80万円の日産「NV200バネット」や「キャラバン」で車中泊キャンプを満喫! 一瞬でどハマリしたキャンプ好きが語るバンライフの魅力

投稿日:

TEXT: Trafic  PHOTO: Trafic

  • 2年半お世話になったNV200バネット

  • 2年半お世話になったNV200バネット
  • 5年落ち10万kmのGXで乗り出し80万円
  • NV200は寝床でそれ以外は屋外というスタイル
  • キャラバンベースのキャンピングカーにステップアップ
  • 自作のボードで荷室をフラット化
  • キャンピングカーの車内

借りたハイエースでバンライフ(車中泊)に開眼

 かつて私にとってキャンプといえば、普段乗っている乗用車に荷物を満載して行くものでした。それでも不自由は感じていませんでしたし、なによりテントという居住空間をコツコツと自然の中で構築していくのが楽しみで、毎週末が待ち遠しくて仕方ありませんでした。

 そんなある日のこと。たまたまトヨタ・ハイエースを借りてキャンプに出かけてしまったおかげで、別の世界への扉がガラガラガラっと開いてしまったのです。それまで毎回キャンプの行きも帰りも、乗用車のラゲッジやルーフキャリアにどうにかアイテムを格納するというパズルに知力も時間も割いていたのですが、ハイエースでは何も考えずにザクザク積みこんでも荷室はまだ余裕たっぷり。また自然の中で四方を鉄の壁に囲まれたスペースで寝られる安心感と、それによって省ける手間という魅力が、テントにまつわるすべての楽しさを上まわってしまったのです。到着して早々に最低限の椅子など並べてしまえば、あとはビールをプシュッと開けてリラックスするだけなのですから。

 この快感を一度味わってしまうと自分はもうダメなタイプなのだ……と私は悟り、早々にバンの購入を検討し始めました。もちろん数多あるミニバンでも差し支えないのでしょうが、なによりも卓越した収容力と、道具然としたたくましさを持つ商用バン以外、まったく考えられなくなったのです。

 しかし正直ちょっとハードルが高いお買い物に思えたため、即ハイエース購入というルートを私は選択しませんでした。盗難リスクの高さもありますし、キャンプのみに用いる趣味車としての増車ではなく1200ccの乗用車との入れ替えとなるため、ハイエースではボディサイズや取り回しの上でさすがに不安があったのです。

中古のNV200バネットを80万円でゲット

 そこで現実的な選択肢として浮上したのが日産の「NV200バネット」。中古車物件をチェックしてみると期待したほど安くはなかったのですが、よくよく見てみると完全お仕事仕様の簡素な「DX」や「VX」ほど高めな値段が付けられており、乗用のワゴンに準じた装備を持つ「GX」や「GXプレミアム」となると案外お買い得な物件がちらほら点在する事に気がついたのです。

 営業車の代替や増車というニーズに対しては、GXでは敬遠されてしまい引き合いがあまりない、という事情もありそうです。 車中泊で必須となるスライドサイドウインドウの装着率も高く、また後席が長距離移動や普段のファミリーユースにも耐えうる分割可倒式のヘッドレスト付シートとなっているのも、「マツダ・ボンゴ」や「トヨタ・タウンエース」のバンにはない最大のポイント。まさにうってつけの1台だったのです。

 そんなGXの5年落ち・走行10万kmの禁煙車で、車両本体68万円・車検丸1年付けた乗り出し価格は80万円という物件がヒット。10万kmといってもバンにとってはまだまだ余裕ですし、これが5万km以下となると倍近い値段になるため、距離はあまりこだわらず大目に見ることにしました。さっそく契約を済ませましたが、この時点でハイエースでのキャンプの安楽さに衝撃を受けてから10日も経っておりませんでしたので、私のバンライフはそんな勢いまかせで始まったのです。

 ちなみに商用車の中古車物件で喫煙車の場合は、ヤニ臭さが半端ない個体も多いため要注意。たとえご自身が喫煙者であっても耐えられないほどですので、現車確認は必須です。

5年落ち10万kmのGXで乗り出し80万円

毎週快適な車中泊キャンプをエンジョイ

 そんなこんなでNV200で日常的なファミリーカーとしても賄うバンライフを始めてみたわけですが、それで困ったことは、じつのところ皆無。車両感覚も把握しやすく、そもそもコンパクトなため取り回しにはまったく不自由しません。手動のスライドドアも子どもが乗り降りするうえで心配でしたが、実際にはそれほど差し支えず、鉄板むきだしの荷室スペースも磁石でシェード類やフックなどを張り付けられるため非常に便利。純正から1インチアップしたアルミホイールとホワイトレターのオールテレーンタイヤを履かせることにより、商用車の実用的すぎる雰囲気の払拭にも成功しました。

 室内には、2列目を倒した際にフラットとなり、またテーブルにも使えるよう採寸したボードを荷室部分に追加。4ナンバーの商用バンゆえ車検は年に1回なため、常時積んでいたキャンプ道具を降ろすのが大変でしたが、荷室に後付けしたボードはそのままでも問題ありませんでした。さらに言うとその費用は2年車検の乗用車1回分の半額以下。自動車税も年額1万6000円で済みますので、維持費はコンパクトカーよりも安く済むほど。燃費は決して良いほうではありませんでしたが、ミニバンのガソリン車と同程度と考えれば納得できる範囲内でしたので、無理なく毎週キャンプに出かけられるという非常に充実したバンライフを送っておりました。

自作のボードで荷室をフラット化

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