保安基準をクリアすればリヤフォグの後付けは合法
日本ではそれほど必要がない装備ではあるが、正しく使えば安全性を向上させることができる装備ではある。一部では、リヤフォグは後付けできないという噂も耳にするが、実際は保安基準に合っていれば可能だ。
色は赤のみで、たまに見かける点滅はダメで、点きっぱなしでなければならない。個数は2個まで、車内にはインジケータも必要。また、単独での点灯はできず、ヘッドライトまたはフロントフォグが点灯しているときのみ点灯して、単独で消灯することもできなくてはならない。
装着位置については年式によって異なっていて、平成18年1月1日以降の車両は点灯部分の上端は地面から1m以内。下端は25cm以上。2個の場合は左右対称で、ひとつなら真ん中か向かって右寄りで、ブレーキランプからは100mm以上離れていなくてはならないなど、細かく定められている。
逆にリヤフォグを使わないし、間違って点けるといけないから点かないようにしたい場合は、電球を抜くだけではダメで、スイッチも塞ぐなどして使えないようにする。リヤフォグに限らず、付いているものは作動しなくてはダメというのが基本なので、根本部分から使えないようにしないと車検をパスすることはできない。
同じ理由で、リヤフォグは日本車ではすべて付いているわけではないから車検ではノーチェックと思いがちだが、同じく付いているものはすべて作動しなくてはダメということで、抜き打ち的に点灯させるように言われることがある。付いていないクルマもあるから作動しなくても大丈夫と安心していると、車検にパスできないので注意が必要だ。