トヨタ・ヴィッツRS(初代/2000年登場)
ヴィッツのスポーツグレード「RS」も初代だったら手が届く。軽量で剛性あるボディに1500ccのエンジンを搭載したRSはなかなか刺激的だ。このころのトヨタ車の常で、なぜかチューニング人気に火は付かなかったが、クルマとしてはよく出来ている。とくにこのヴィッツのボディは剛性が高く、スポーツ走行にも応えてくれる頼もしさがある。
パーツも少ないため、チューニングして遊び放題という訳にはいかないが、トヨタ車らしくタフなので、存分に走って遊びたい人にはピッタリ。タイヤサイズの小ささもランニングコストを抑えるのに効果的だ。
マツダ・マツダスピードアクセラ(2006年登場)
2.3Lエンジンにターボを組み合わせて265psを発揮。そんなにパワーを出したのに受け止めるのはフロントタイヤのみという近年まれに見るじゃじゃ馬だったのが、このマツダスピードアクセラだ。
マツダスピードアテンザも同様のユニットだったが、車重が軽い分アクセラの方が刺激的で、雨が降ったら3速までホイールスピンするというパワーが持ち味だった。
タマ数も少ないが、価格もさほど高くないので買いやすい。マフラーやサスなどパーツが少ないのでチューニングのバリエーションは付けられないが、パワーを活かしてブイブイ走って楽しむなら悪くない素材だ。
* * *
AMWでオススメの激安スポーツカー4台、いかがだっただろうか。特に、免許取得したばかりでサーキット走行を志向している若者は、まずはこうしたお手軽に買える中古車でドラビングテクニックを磨いてから、本当に憧れているクルマへステップアップすることをおすすめする。